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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年9月静岡県議会定例会

杉山 淳 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2023番目)
答 弁 者スポーツ・文化観光部長


○副議長(鈴木澄美君) 村松スポーツ・文化観光部長。
○スポーツ・文化観光部長(村松毅彦君) 財政健全化の推進についてのうち、ヴァンジ彫刻庭園美術館の無償譲渡についてお答えいたします。
 地元三市二町からの要望や経済界等で組織するサンフロント21懇話会からの提言を受けて今年六月に策定したクレマチスの丘広域的活用構想は、本県が誇る世界クラスの文化・観光資源やファルマバレープロジェクトなどのポテンシャルを生かして文化の魅力の向上を図り、東部・伊豆地域を国内外から選ばれる地域へと発展させることを目指すものであります。この実現に向けて、まずは県と市町が一体となって民間の文化・観光施設や教育機関なども参画する文化振興のネットワークを立ち上げる予定であります。
 その主な活動拠点として、今月三十日で閉館するヴァンジ彫刻庭園美術館の跡地を県民の皆様の鑑賞機会の拡大と創造的な活動の場として活用する方向で、現在地元の市長や町長と直接お会いして考え方を御説明しているところであります。当該地の具体的な活用方策として県立美術館の企画展やSPACの公演など県事業のサテライト実施、あるいは子供たちや障害のある人の芸術体験の推進、静岡がんセンターの患者・御家族の癒やしの場の提供など公益性の高い事業を検討しておりますが、さらに民間の発想を取り込んでいくことも大変重要であると認識しております。
 このため、今後施設の活用コンセプトの明確化や運営方法の選定に当たっては有識者や民間事業者へのヒアリング、貴会派から御提案のありました先進事例の調査などを行い、その結果を踏まえて利活用計画を策定し民間活力を最大限に取り入れた施設となるよう検討を進めてまいります。
 次に、大学生の学びへの支援についてであります。
 県では、令和四年度に国の交付金を活用して経済的に困窮する大学生約一万人を対象に現金給付等を行いました。県内の大学からは学生との相談の機会が得られた、困窮学生の掘り起こしにつながったなど御意見を頂き、学生支援の取組強化にも寄与したと考えております。
 コロナ禍以降県が毎年行っている調査では、経済的困窮による中途退学者数は令和元年度の百七人から令和四年度には五十九人に減少しております。この数字は大学が独自に行う授業料減免や奨学金等による支援に加え、令和二年度に導入された国の修学支援新制度がセーフティーネットとして機能している結果であると考えております。
 一方で、全国大学生活協同組合連合会が昨年度に実施した生活実態調査では、アルバイト収入はコロナ禍前の水準にほぼ回復したものの生活費を悩みとして挙げた学生は約半数に上っており、物価高騰が続く中経済的な不安を抱える学生は少なくありません。このため県内の大学では、定期的に学生の経済状況や心身の健康などの生活実態を調査し課題の把握に努めているところであります。
 学生の相談内容は多岐にわたることから、臨床心理士や社会福祉士などの専門職員の配置の拡充や学外の機関との連携を図りながら学生を経済面、精神面からサポートする体制を整えております。引き続き大学等と連携して県内で学ぶ大学生が安心して学生生活を送ることができるよう支援してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp