ここから本文です。
本会議会議録
議会補足文書
令和５年12月静岡県議会定例会
| 野田 治久 【 討論 】 発言日： 12/21/2023 会派名： 自民改革会議 |
○議長（中沢公彦君） 次に四十一番 野田治久君。
（四十一番 野田治久君登壇 拍手）
○四十一番（野田治久君） 私は、自民改革会議を代表し今定例会に知事から提出されました第百三十四号議案から第百七十七号議案までの全ての議案に賛成し、主な議案について賛成の理由と若干の意見を述べて賛成討論といたします。
師走を迎えて今年も残すところあと僅かとなりましたが、依然として多くの国民は長らく続く物価高騰の中で不安な日々を過ごしているのではないでしょうか。こうした状況の中、我が会派では先月、国の総合経済対策が閣議決定されたことを受け県当局に対し物価高騰対策、県土強靱化に関する緊急要請を行ったところであります。
第百七十六号議案「令和五年度静岡県一般会計補正予算」に盛り込まれた福祉施設・私立学校等物価高騰対策支援関連事業及び医療機関等物価高騰対策支援事業費は、価格転嫁をすることが困難な社会福祉施設や教育機関、医療機関に対し施設等の区分ごときめ細やかに支援するものであり評価いたします。
また、特別高圧電力価格高騰対策緊急支援事業費助成及びＬＰガス料金高騰対策緊急支援事業費助成は、それぞれエネルギーコスト上昇に苦しむ中小企業等や一般消費者を支援する非常に有効な施策であると考えます。
飼料の高止まりの影響を受ける農林水産事業者向けには燃油等価格高騰緊急支援関連事業が計上されており施設園芸農家、畜産農家、漁業者等に対し燃油及び飼料の購入経費支援がきめ細やかになされていることを評価いたしますが、物価高の中、第一次産業従事者を取り巻く環境は厳しさを増しておりますことから当局のさらなる支援を要望いたします。
県民の安全・安心な暮らしに目を向けますと、昨今の激甚化、頻発化する自然災害は県民の生命、財産、暮らしに多大な脅威をもたらしておりますが、今回盛り込まれた一般公共事業費には農地から森林、道路、河川、海岸等に至るまで県土強靱化に向けた取組を前倒し実施するのに必要不可欠な予算が盛り込まれており評価いたします。
以上の物価高騰対策、県土強靱化に関わる事業は、我が会派の行った緊急要請の内容を十分に踏まえたものであり評価できるのものであります。当局におかれましてはこれらの施策が最大限の効果を発揮するようしっかり取り組んでいただくことを強く要望いたします。
その他の議案につきましても法律改正に伴い必要となる条例の改正や事業執行に必要な契約締結等に関するものであるため必要不可欠なものとして賛成します。
以上、今回提案されました全ての議案に賛成の立場からその理由を申し上げましたが、最後に一言申し上げます。
六月定例会から毎回のように知事の言動が発端となり県全体に無用の混乱を招き議会運営が空転する事態を招いています。知事は令和三年十一月に辞職勧告決議が議決されていること、そして今年六月には不信任決議案が可決まで一票に迫ったこと、さらに仮に不適切な発言があった場合には辞職すると知事自ら明言していることなどを重く受け止め、今後の自身の言動には細心の注意を払い県民の利益を損なうことのないよう強く要望をいたしまして私の討論といたします。
お問い合わせ
Copyright © Shizuoka Prefecture. All Rights Reserved.