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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

鈴木 利幸 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/21/2019番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 茶の有機栽培拡大に向けた県の取り組みについてお答えをいたします。
 近年、海外では有機栽培茶の需要が拡大傾向にあり、県内でも有機JAS認証を取得し有機栽培に取り組む生産者が増加をしております。荒茶の取り引き価格も国内向けに比べて輸出向けの有機栽培茶は高水準で推移しており、県では生産者の収益確保につながるものとしてその輸出拡大に向けた取り組みへの支援を強化しているところであります。
 しかしながら、議員御指摘のとおり有機栽培には大きく二つの課題があります。
 一点目は、農薬等の使用に制限があるため病害虫対策や雑草対策に要する労働負担が大きいことです。
 二点目は、有機JAS認証の取得にかかる費用負担が大きいことです。これらが生産者にとって有機栽培への参入を阻む大きな課題となっています。
 このため、病害虫対策につきましては茶業研究センターを中心に茶樹の剪定の時期や刈り込みの深さを工夫することにより、炭そ病やハマキムシ類など茶樹に深刻な被害を及ぼす病害虫の発生を抑制する管理技術を開発したところです。今年度中に対策マニュアルを取りまとめ有機栽培を手がける生産者を中心に普及を図ってまいります。
 また、雑草対策につきましては国の研究機関などが蒸気を活用した除草技術の開発に取り組んでおりますが、県におきましてもこうした人海戦術に頼らない技術開発の可能性を検討しております。あわせて本県特有の茶草場農法で行っている畝の間へのススキ等の敷き込みが雑草抑制に効果があると考えられますことから、これらの検証を含め雑草対策の有効な手法を確立できるよう研究してまいります。
 次に、有機JAS認証取得費用についてでありますが、認証取得のためには茶園だけでなく荒茶加工施設についての取得が必要であり、生産者にとっては大きな負担となっております。このため県では平成二十九年度に独自の制度を創設したところでありますが、これらについてまだ十分な認知がされていないという問題もありますので、それについては丁寧に御説明を申し上げ利用の拡大を図っていただきたいというふうに思っております。
 こうした取り組みを続けまして、有機栽培の拡大に向けて全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp