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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和4年2月静岡県議会臨時会
鈴木 節子討論
発言日: 02/04/2022
会派名: 日本共産党静岡県議会議員団


○副議長(竹内良訓君) これから討論を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 私は、本日付託されました第一号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」に対し賛成の立場で討論し、若干の意見を述べさせていただきます。
 新型コロナウイルス感染症の新たな変異株によって感染が拡大し、まん延防止等重点措置の適用に伴い対応策として百六十二億七千二百万円が計上されました。
 医療体制の強化や時短営業に応じた飲食店への協力金、売上げが減少した中小企業への応援金、教育現場での支援等は、かつてないスピードで感染の急激な拡大が進む中、社会経済機能の維持と感染抑止を両立させるための必要な措置として賛成いたします。
 まず初めに、医療提供体制の強化について触れさせていただきます。
 感染を拡大させたオミクロン変異株は、感染力が強く一気に新規感染者が過去最高を更新し続け、ワクチンを受けていない十二歳以下の子供さんから若者世代までが陽性者の半数を占め今後高齢者への感染拡大が危惧されています。
 クラスター発生は医療機関、障害者・介護施設、学校、保育施設にまで広がり幼い子供さんから高齢者まで広がって命を守るためのあらゆる手だてが必要となりました。これ以上の感染拡大による医療機関の迫を防ぐため宿泊療養施設の増設、転院を促進する病床確保策はパンデミック下では必要な措置であり賛成いたします。
 一方で、個々人の症状に合わせて治癒まで責任を負う治療が求められています。昨年の第五波では陽性となっても入院できず宿泊療養施設にも入れず自宅療養を余儀なくされた方が大勢いました。オミクロン株は重症者が少ないという傾向がありますが、基礎疾患のある方、高齢者は重症化のリスクもあり一概には言えません。入院の基準は基礎疾患がある方、肥満、高齢者、中等症以上の方で軽症者は宿泊療養施設と振り分けられ、また症状によっては自宅療養というケースもあります。療養先の決定に際しては中等症でも重症化するリスクを考慮の上、陽性者が納得できる対応を求めます。
 また、転院を促進するのは今後の入院枠を確保し病院負担を極力かけないためですが、陽性者が治癒できるまで責任を持って健康管理ができる体制をさらに努力頂きたいと申し添えます。
 ワクチン接種の大規模接種会場の設置について述べます。
 三回目のワクチン接種により抗体価はぐっと上がることが判明し三回目接種の重要性が指摘されています。重症化しやすい高齢者や持病を持つリスクが高い方には、大規模接種会場を設置し居住地を問わず接種が受けられる体制をつくることは県の責任として重要であると考え賛成いたします。同時に高齢者対応の会場が接種期間が五日間、七日間と短くウェブ予約のみですが、接種を希望する方が受けやすい対応も求めておきます。
 次に、事業者支援として時短営業に応じた飲食店等への協力金について述べさせていただきます。
 県が要請して時短に協力頂いた飲食店の労苦に報いるものですので迅速に支給することが大前提となります。飲食店は収入が激減し、お店の維持管理費の捻出にも大変御苦労され休業廃業の危機に直面している下、昨年は書類審査に日数がかかり支給が遅れるケースもありました。今回は体制をしっかり確保し迅速な支給ができるよう求めておきます。
 事業継続応援金は、国の事業復活支援金の対象とならない売上げが二〇%から三〇%減少した事業者に給付するもので、全国的に見て実施する自治体が少ない中で本県は事業者を応援するメッセージ性がある優れた事業であると高く評価し賛成をいたします。対象を時短営業する飲食店の影響を受けたり外出自粛の影響を受けた事業者としましたので、ありとあらゆる業者に対象が広がります。
 制度の周知は、あらゆる方法で手を尽くしどの団体にも属さない個人事業者にも徹底して知らせ、申請も複雑にせずスムーズに申請頂けるようきめ細かな手だてを求めます。
 最後に、児童生徒の学びの継続を支援するICT活用事業費について述べます。
 学校でのクラスター発生など感染拡大の下で、オンライン学習も学びを保障する一つの手だてです。ICT支援員の派遣、相談対応をすることで教師の負担軽減につながりオンライン学習の工夫やヒントにつながる効果もあり賛成いたします。同時に児童生徒はお互いの意見、考え方を聞くことで考察力が高まり、豊かな人間性に触れることで日々成長しています。学びの場には教職員の集団の力で子供を育むことも必要と考えます。正規の教職員をどれだけ多く教育現場に配置させるのかの観点も必要であると申し添えます。
 以上、第一号議案令和三年度一般会計補正予算について賛成の理由と若干の意見を申し添え討論といたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp