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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年9月静岡県議会定例会

山本 貴史 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/27/2018番目)
答 弁 者知事


○知事 (川勝平太君)  山本議員にお答えいたします。
 ハラールへの取り組みについてであります。
 本県を訪れるイスラム教徒、 いわゆるムスリムの方々の数は年々増加しております。 本県とかかわりを持つことになりましたインドネシアからも二〇一四年には一万五千人余りでしたけれども四年間で一万人近くふえて、 昨年の数字では二万五千人弱というふうになっているくらいでございます。 しかしイスラム教に基づく食文化ハラールに対応できる飲食店は限られておりまして、 そうした飲食店の情報が十分に発信されていないことから、 ムスリムの方々が安心して食事を楽しむことのできる環境を整えていくことが重要であると認識しております。
 まず、 ハラール対応が可能な飲食店をふやすため、 県では飲食店経営者などを対象にハラールの基礎知識や調理技術を習得するための研修会を開催しており、 その参加者のうち十四店舗がハラール対応飲食店として営業しております。 また現在増築・改修工事中の富士山静岡空港旅客ターミナルビルには、 礼拝室を設置するとともに飲食店でハラール食の提供を予定するなどムスリムの方々をお迎えするための準備を整えております。
 しかし議員御指摘のとおり、 まだまだ不十分な状況であります。 県では今後静岡ムスリム協会のアドバイザーの御協力も得まして、 個別の飲食店に対し食材や調味料の選定などのコンサルティングを行うなど各店舗のハラールへの取り組みを伴走型で支援することで、 対応できる店舗の一層の増加を図ってまいります。
 また、 情報発信につきましてはハラール対応が可能な飲食店の情報を多言語で一元的に紹介するウエブサイト 「ハラールポータル」 を開設するとともに、 そこには礼拝所の情報や周辺の観光情報なども盛り込み、 本県を訪れたムスリムの方々に当地の魅力を十分に知っていただき楽しんでいただけるような工夫をしてまいります。
 さらに、 通婚も見られます。 したがってそのお子様がムスリムになられた場合には給食などで困難を抱えられる場合が見受けられておりますので、 これには教育委員会と連携をしてですね、 誰もがきちっと給食もいただけるようにしなくちゃいけないと思っています。
 また、 県としましては我々自身もムスリムの生活習慣や考え方を知らなくちゃいけないということで、 つい先日、 日本イスラム協会の会長さんをお招きいたしまして県幹部職員会議で一時間半余り、 たっぷりといろいろと勉強をいたしました。 こうした取り組みによりまして、 食の都ならではの多彩で高品質な農芸品を生かしたハラール食をムスリムの皆様に安心して召し上がっていただけるようにして多様な食文化、 これが和の都づくりであります。 和食一辺倒ではなくてさまざまな食を和する。 つまりどの食もそれなりの個性を持った形で楽しんでいただけるような食の都づくり、 和の食の都づくりを今進めておりますけれども、 そうした環境づくりを着実に推進してまいります。
 その他の御質問につきましては、 副知事、 関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp