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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年12月静岡県議会定例会 質問


質問者:

桜井 勝郎 議員

質問分類

一般質問

質問日:

12/07/2023

会派名:

無所属


質疑・質問事項:

1 知事の退職手当について
2 リニア中央新幹線整備における知事の行動について
(1)建設促進期成同盟会加入後の知事の行動
(2)県の専門部会長が寄附講座への資金提供をJR東海に要求したことへの県の関与


○議長(中沢公彦君) ただいまから会議を再開します。
 質疑及び一般質問を続けます。
 通告により、二十五番 桜井勝郎君。
       (二十五番 桜井勝郎君登壇 拍手)
○二十五番(桜井勝郎君) 私は、静岡県議会議員として県政の諸課題について通告に従いこの一年間を振り返りながら一括質問方式にて知事、副知事、関係部局長に伺います。
 まず初めに、先般の六月議会において知事不信任に対して僅か一票差で否決されてしまうという非常に残念な結果になってしまいました。ここであえてなぜあなたを信頼できないか、県知事としてふさわしくないか、私事で恐縮ですが過去の一例を申し上げさせていただきます。
 二〇一一年三月十一日、皆さん御存じのとおり東北地方に大地震、大津波、原発事故と未曾有の大災害が起こりました。地震や津波で倒壊した建築物等の瓦礫類の処理にその地域だけでは追いつかず、各都道府県を通して島田市にも川勝知事から電話で瓦礫処理の依頼がありました。原発事故現場から二百キロメートルも離れた岩手県山田町の瓦礫であり放射能汚染の心配もなく高性能な溶融炉施設と灰の埋立地を有する当市は地元の町内会役員に了解を取り受入れを決めました。しかしながら原発反対派、静岡空港反対派、沖縄基地反対派、いわゆる市民活動家、プロ市民が入り込み茶農家の多い地域住民、特に子育て中の家庭に対して、こんなものを受け入れたら子供は放射能汚染でみんながんで死んでしまう、お茶も汚染されて売れなくなってしまうと、デマを飛ばしました。たしか現在れいわ新撰組と名乗っておる山本太郎も来て市民に向かって反対デモをやれとアジ演説をしたことを記憶に思い出します。
 現在も、リニアトンネル工事に関する知事発言も大井川流域住民にデマ情報を流して似たようなことをやって過剰に不安をあおっています。
 それはさておき、町内の役員会は賛成したものの不安を抱いた住民からの突き上げもあって全戸の住民を集めて説明会をやることになりました。国は、島田市の瓦礫の受入れが失敗すると他の自治体への受入れも難しくなることを恐れ、住民説明会には当時の細野環境大臣や副大臣が入れ替わり立ち替わりお願いに来ました。しかしたった一回の電話で島田市に受入れを要請しておきながら川勝平太知事は一度も来ず、代理で来た当時の大村・岩瀬両副知事に知事はなぜ来ないんだと問い詰めたところ、我々が何度もお願いしても首を縦に振らなかった、知事自らがお願いしたのだから行くべきだと説得しても駄目だったと申し訳なさそうに謝っていたのが今でも頭に焼きついております。
 知事には逃げられましたが、静岡県のお茶を飲んでくれる東北の皆さんに今こそ恩返しする時だとの思いと、私の好きな言葉で偉人ヘレンケラーの人生で最も胸が高鳴るのは人のために生きる時ですという名言が頭をよぎったのでございます。そして受入れの日程も決まり環境省と一応県にも連絡を入れました。そしたら何と今度は川勝平太知事が来るというではありませんか。今さら何だ、迷惑だ、断れと担当職員に申しつけたところ、幹部職員から出席を断るとあの知事のことだから県絡みの政策に巧妙な邪魔や嫌がらせ、補助金、助成金等に悪影響を及ぼす恐れがある、ここは我慢してこらえてもらいたいと強く言われました。さすがに県はそこまではばかなことはしないだろうと思いましたが仕方なく当日お迎えすることにしました。
 そして当日、川勝平太知事は溶融炉施設内で細野環境大臣と私を横に置き数十名の報道各社の前で知事はいかにも自分が主導でやったような挨拶をしたのです。私は、ああこの人はみんなの苦労をあたかも自分の手柄のようにしてしまう人なんだ、パフォーマンスのうまい方だなと思いました。
 裏事情も何も知らない静岡県民や東北の皆さんは、静岡県知事川勝平太は反対派を振り切って受け入れてくれたすばらしい人間性を持った方だと評価したことでしょう。しかしそれだけではありません。受入れ当日施設外に数百名の反対住民やプロ活動家が押し寄せていました。細野大臣はそこへ挨拶に行くと言って私も同行しましたが、そこには川勝平太知事はおりませんでした。彼は自分の名声だけ高めれば後は用はないということでしょうか。それとも意に反する反対派の前に行くのは怖いのでしょうか。住民説明会にも来ないのも反対住民がいるから怖かったのでしょうか。地域の自治体がやる政策が気に入らなければ反対派をあおったり、知事室で反対派と面会するのに、瓦礫の受入れに対しては全くの真逆なことをやっているのです。これは政治家として最も卑怯なやり方です。地方自治体が困っていたら反対派を説得するのが県のトップの仕事ではないでしょうか。
 なぜ今頃こんな話をといぶかる方もいるでしょうが、こういう事実を県民に知らしめておく必要があります。
 さらに言いますと瓦礫受入れ終了からしばらくたって、知事側近のある方が今回の件について私のところにわざわざお礼にまいりました。その時の彼の言葉を聞いて唖然としました。実は知事は瓦礫受入れをしたくなかったんです。だけど私が、知事あなたの唱える富国有徳というのはどういう意味か分かっているのかといさめたそうです。活動家による反対運動が起こったせいか、島田市の瓦礫受入れは無理で、できっこないとたかをくくっていたそうです。だから住民説明会に来なかったのでしょうか。合点がいきます。
 たった一本の電話で頼んでおいてできっこないとはどういう了見でしょうか。良識も徳もある仏様を目指す知事なら、困っている東北のために私も一緒に頑張って何とか受け入れようと言うはずです。これだけでも知事失格です。
 しかし、何とか受入れができました。それに続いて他の市町も受け入れるようになったら瓦礫受入れに非協力的な態度を取ったことを棚に上げたのか忘れたのか、知事はいかにも自分がやったような振る舞いを得意満面で、東北地方の首長からも知事目当てに県庁へお礼の表敬訪問、何も知らない世論は川勝知事の業績として褒めたたえたのです。だから選挙は強いのです。
 こんな人を今まで静岡県民の大半が支持しているとは大変残念なことであります。著名な人物の名文や四文字熟語を駆使し私は仏になりたいと言っていた知事は、県職員に公務員の心得八箇条、心は素直にうそ偽りを言わない、弱い者いじめをせずに人の艱難は見捨てない、節義を重んじ礼節を失わない、恥を知り約束を違えない、ものの哀れを知り人には情けをかけるなどお手本となるような立派な語録を訓示しても自らがそれに反していることに気がつかず、美辞麗句を並び立ててうそを交えてマスコミを利用して世論を操作してきました。これは厚顔無恥と言います。
 全国の特殊詐欺のいわゆるオレオレ詐欺の被害者は、人を信じやすく優しい人がだまされやすいと言われております。人口当たりの被害件数を見ますと関東、中京などの大都市圏を除けば地方都市では静岡県が一番多いそうです。言ってみれば人を信じやすいお人よしな県民性なんでしょう。そこをメディアを使ってうまく付け込んだ川勝平太知事が支持される要因ではないでしょうか。
 なぜ私が過去のことを言うかと申しますと、これを言っておかないと今から言う質問が生きてこないからです。
 それでは最初に、知事の退職手当について質問をさせていただきます。
 知事は、最初の知事選挙で公約として退職金を辞退すると言っていました。これは新人が選挙に出て当選するための選挙戦術の一つであると思っていました。とはいえ四千万円以上もの退職金を辞退するなんて大変立派なお方だなと思いました。果たして引退するまで退職金を辞退する覚悟はできているのだろうか。今までの例を見ますと新人で当選した首長のほとんどは二期目からはこっそりともらっているのです。
 一流大学の教授でもあり経済史学者でもあるこのお方は欲のない仏様のようだなと思っていました。私みたいな俗人には四千万円の退職金を辞退するなんて到底考えられません。しかし案の定、二期目からは退職金をもらっています。当時の議事録を見ますと知事はこういうことを言っています。退職金を頂かないという姿勢を示すことで六百億円余の財源を捻出する、事業仕分けを行い行財政改革を徹底して進めていくために辞退したというような立派なことを申しておりましたが、二期目の退職金をもらう理由に知事選挙では法定選挙費用として四千五百七十万円という上限がありそれだけお金がかかると、そしてそのお金の額が退職金と同じぐらいの額だと言い、いかにも知事職を私の天職とするならば当選するための選挙資金のためにもらうんだと言わんばかりのへ理屈を述べておりました。果たして知事の選挙でそんなにお金を使ったのでしょうか。
 二回目の知事選の法定費用は四千五百七十万円です。実際にかかった選挙費用は公費負担額を除いて僅か四百五十三万円です。収入額はふじのくに県民の会から四百二十九万円、夢あるしずおか創造会議約二十四万円、計約四百五十三万円で収支とも同じ金額です。これを見る限り知事は一銭も払ってないのです。
 三期目の収支も同じような金額で知事が個人で払ったような形跡はないのであります。
 では、四期目の選挙はどうだったのでしょう。かかった費用は約五百二十八万円です。収入はその他の収入として五百三十万円になっています。ひょっとしたらこれは知事が払ったかもしれません。それでも四千五百七十万円には到底及びません。ということは二期目からもらっている退職金は選挙のためという理由ではないのです。
 ただそれではまずいと思ったのか特別職報酬等審議会の答申に従うと言い始め、一期目の四年間に事業仕分を毎年やり経費節減に努め六百五十億円の財源を捻出した、またプロ野球選手の契約更改の高額な契約金まで持ち出し、はたまた退職金は一兆円を超える県の年間予算の〇・〇一%未満にすぎないからもらうのが筋だと小学生並みの言い訳をしたのであります。
 しかし、九月議会の坪内秀樹議員の一般質問において現在の県の財政状況は退職金を辞退した二〇〇九年、平成二十一年当時よりも悪化している、その要因は知事の財政運営に問題がある、いわゆる放漫経営だったから今すぐ行財政改革に取り組むために知事自ら身を切る手本となるよう退職金を辞退すべきという趣旨で質問したと理解しております。これに対して知事の言い分は、平成二十一年知事就任当時は借金が一兆九千六百億円あったが令和五年現在には一兆六千百億円と三千五百億円も減らしましたと自慢していますが、これは皆さん、石川県政のときのがんセンター、静岡空港、エコパ、新駅設置、大学建設等、大プロジェクト事業で使った県債、借金を十数年間かけて義務的経費として償還したからであって何もあなたの努力で減ったわけではありません。活用可能基金残高が二〇〇九年、平成二十一年ですね、当時四十八億円しかないのも石川県政が静岡県の将来の展望の下にやった大事業の結果であって、令和五年度には百四十億円近くも増やしたと自慢していますが、あなたみたいに口先だけで何もやらなければ借金は減り基金は増えるのが当然でございます。それでも知事は退職金をもらおうとするのでしょうか。お答えください。
 次に、リニア中央新幹線についてお尋ねします。
 静岡県は昨年七月、リニア沿線九都府県で設立された建設促進期成同盟会に加入しました。加入を認められたのは、静岡県を通過する南アルプスルートと品川 名古屋間の二〇二七年度開業を目指すことに賛成し、リニアの早期建設の実現を強力に推進することを約束して加入が認められたと承知しています。
 しかしながら、知事は昨年十二月の国の関係者に大阪までの全線一括開業や松本空港への迂回ルートを求めたと聞いていますが、これは期成同盟会に対する裏切り行為です。この件について本年六月十三日の記者会見である記者から、あなたは国交省へ全線一括開業、ルート変更について要望したのかと問いただしたところ否定したそうですが果たしてそうでしょうか。この件について知事は昨年の十二月に国交省に行って誰に会ったのか、その話の内容は何だったのか、常時公人であると宣言しているあなたのことですから包み隠さずお答えください。
 最後に、リニアに関してもう一つお伺いします。
 リニアトンネル工事による国の有識者会議と県の専門部会との意見対立が続いてますが、県の専門部会は川勝知事の意向をくんだ学者やコンサルもおり、その会議たるや仮定だらけの飛躍した結論で、極論すればまるで交通事故で死ぬかもしれないから車に乗るな、飛行機は墜落するかもしれないから乗るなと言っているような議論にしか聞こえてきません。工事をやらせないように遅らせようとするネガティブな議論しかしてないように思われます。
 今年の九月頃、ある新聞報道によるとリニア問題で県地質構造・水資源専門部会長で川勝知事と気脈の通じている森下祐一静岡大学客員教授は、寄附講座の開設を提案して二〇二一年十月に資金提供をJR東海に求めたそうです。その金額は年間三千四十八万円、三年間で総額九千百四十四万円、つまり約一億円も寄附を要求したとのことです。その提案書はトンネル掘削による湧水量を減らす方法、地下水低下に伴う生態系への影響を減らす方法、その他大井川水系でのモニタリング体制の構築方法、利水や自然環境に影響を及ぼした場合の補償など現在の県のリニア専門部会でJR東海の調査資料を基にしたテーマが並んでいるだけであり、大学で研究しなければならない目新しいものは何一つありません。そして森下部会長はあろうことかその寄附講座で主任教授、つまり責任者のポストを求めたということです。
 川勝知事は、国のリニア有識者会議の座長に公平公正な会議の運営を強く求め座長は御用学者に近い、腐臭を放っているなどと何度も無礼な批判を浴びせています。それなのにJR東海に多額の金を出させようとした森下部会長の提案にはこれまで一度も触れておりません。これぞまさしく御用学者です。最近大学が寄附講座と称して企業から金をせしめ、それを私的に流用するという事案で刑事事件になるようなことが起こっております。普通世間では寄附講座とは費用を負担する企業、つまりJR東海が自発的に大学に提案するもので、本来の寄附講座ではないのであります。これではまるで森下部会長はトンネル工事を早期に着手したいJR東海の弱みに付け込んでJR東海から金を出させ、自らが主任教授となって報酬をせしめる裏取引をしようとしたのではないでしょうか。無論JR東海は断ったそうです。もしこれをJR東海が受け入れたならば、知事が関与しているのであれば、知事はこれを逆手に取ってJR東海は県の専門部会を買収しようとしたとメディア、新聞等をうまく使って世間に吹聴していたかもしれません。
 繰り返しになりますが、それ以降は県の専門部会は大井川流域住民、県民の不安をあおるような議論、国の有識者会議の意見に反論するならまだしも一々けちをつけるような反対のための反対に成り下がってしまったような部会のような感じがします。寄附を断られたことに起因しているのではないでしょうか。
 川勝知事は、この部会長が寄附をJR東海に要求したことを承知していたのか、それを含めてどう関与していたのかお答えをください。以上、答弁を求めます。
○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 桜井議員にお答えいたします。
 私の退職手当についてであります。
 私の退職手当の取扱いにつきましては、県民の皆様の御理解を得られるかどうかが一番大切であると考え、県内の各分野の代表者から構成され県民の皆様の御意見を反映する役割を担う静岡県特別職報酬等審議会にお諮りをいたしました。平成二十五年度に開催された審議会では、十名の委員に加え公務員制度に詳しい二名の学識経験者に御出席を頂き、私の退職手当の在り方につきまして退職手当制度の歴史的背景や国の制度との比較など多角的な視点から御議論を頂いたところであります。
 その結果、退職手当を受け取ることとした上で与えられた職務を十分に果たし県民の期待する成果を出していくことが望ましい、という委員の全員一致での御意見を頂戴したことを踏まえまして、二期目及び三期目の退職手当を拝受することといたしました。
 各界の見識ある委員の皆様に御議論頂いた結論を尊重するという考えは今も変わっておりません。
 私としましては、審議会から頂いた御意見のとおり県民の皆様の期待する成果を出していくため、今後も引き続き県政を取り巻く諸課題の解決に全力で取り組んでいく所存であります。
 次に、リニア中央新幹線整備における私の行動についてのうち、建設促進期成同盟会加入後の私の行動についてであります。
 リニア中央新幹線についての本県の基本姿勢は、リニア中央新幹線の整備促進と大井川の水資源及び南アルプスの自然環境への影響の回避、低減を図ることであります。その上でJR東海が示した品川 名古屋間の二〇二七年開業、大阪までの二〇三七年全線開業を目指す立場を共有することで昨年七月にリニア中央新幹線建設促進期成同盟会に加盟しており、この考えは今も変わっておりません。
 期成同盟会加入後は、同盟会規約に示された事業である建設促進に関する調査研究及び広報啓発のため、同盟会副会長として私はリニア実験線の試乗や他県の工事現場を視察するなどリニア技術の完成度や事業の進捗を確認して参りました。また本県の持つ課題や課題解決のための取組をリニア沿線都府県に理解していただくための説明なども積極的に行ってまいりました。
 こうした背景の下、議員の御質問についてでありますが、昨年十二月に国交省へは行っておらず関係者にお会いした事実はございません。
 さて、リニア中央新幹線の開業につきましては、本年七月二十八日に閣議決定された第三次国土形成計画の中で目指す国土の姿の一つとして「高速交通ネットワークの多重性・代替性が強化され、巨大災害リスクに対するリダンダンシーの確保に資する」とうたわれております。リニア中央新幹線は、東海道新幹線との二重系化により大規模災害時における防災力の強化にも大きく寄与するものと考えられております。リニア沿線都府県とも課題を共有し連携しながらスピード感を持って、リニア中央新幹線整備促進と大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全の両立に向け課題解決に取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部局長から御答弁を申し上げます。
○議長(中沢公彦君) 高畑くらし・環境部長。
○くらし・環境部長(高畑英治君) リニア中央新幹線整備における知事の行動についてのうち、県の専門部会長が寄附講座への資金提供をJR東海に要求したことへの県の関与についてお答えいたします。
 御質問の新聞報道を受けくらし・環境部内で確認をしたところ、当時数名の職員が県の専門部会長から寄附講座の提案についての説明を聞いておりましたがこの話をされたのはそのときだけであり、実際に提案したということについても聞いていないとのことでした。知事はこのことを新聞報道で初めて知りました。
 あわせて、部会長に確認したところ寄附講座の設置について御自身の私案を説明しただけであるとのことでした。また提案が実現しなかったことはその後の部会運営や発言に何ら影響していないとの認識であると伺っております。以上であります。
○議長(中沢公彦君) 桜井勝郎君。
       (二十五番 桜井勝郎君登壇)
○二十五番(桜井勝郎君) 再質問をさせていただきます。
 知事から答弁がありました昨年の十二月に国交省に行っていないと断言してますが、私の情報によるとね、そこで何て言いますかね、ルート変更をしろとかあるいは品川 名古屋間だけでなくて大阪まで一括開業しろだとかということを申し入れたけども、けんもほろろに突き返されたという話を私は聞いています。ですから今知事が言った話はどっちが本当かどうか、これもね総務委員会、大変でしょうけれども一応国交省を呼んでその事実関係を調べたほうがよろしいかと思います。
 それからですね、部会で、水資源専門部会でね、JR東海にたしかね、今年の九月かな、大手の新聞社がそういう情報が東京のほうであったと。しかし静岡県ではそれが問題にならなかったんですけども、いろいろ聞くところによりますと結構裏取引で自分を主任教授、さっきも申しましたけれども主任教授にしろだとか、最近はね、研究費を流用して私的に使ったというだけで刑事事件になったこともありますので、それから以降ね、どうもそのJRに対する対応が部会のほうはおかしくなったと、反対のための反対をしているような感じがしてならないというような話も聞いております。
 ですから県としてはね、そういうことを察知したときに何でこの森下部会長に叱責するとか、何でそんなことをやったのかって言って場合によっては首にするぐらいの気持ちでやらないとね、偏った、国の有識者会議の座長に対してはね、何だか知らんけどくさい臭いがするだ、御用学者だって言っといて、自分のとこのね部会の部会長に対しては、そういうあったのは事実なんですから、そういう事実があっただけでも駄目なんですよ。お金を要求すること自体が。もらったらなお悪いですけどもね。そういうことは一切不問にしてね、そのまま放っておくというのも私はいかがなもんだと思いますが、それについてお答え願いたいと思います。
○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) この件につきましては先ほど高畑部長が御答弁したとおりであります。それ以上に付け加えることは何もございません。以上です。
○議長(中沢公彦君) 桜井勝郎君。
       (二十五番 桜井勝郎君登壇)
○二十五番(桜井勝郎君) こういう疑惑はやっぱりね、今までの知事のそういう面での潔癖さを見たらね、即、首ですよ。それで公平公明にね、やろうとする。またどうもね、うがった見方をするとね、要するにJR東海がいろいろリニアの関係で調査資料を、それを参考にして専門部会というのはそれに一々けちをつけたり反論したりね、それをやるだったら県独自でやっぱり調査して、それでJR東海の調査資料とぶつけて、それでいろいろなことで意見を交わしていい方法に持っていくのは普通なんですが、県はお金を出したくないって前々から言ってますから、じゃあお金を出したくないんだったら何だということになったら、どうもね私個人にうがった見方する、県は出したくないからね、森下部会長におまえJR東海から金もらってこい、それで大学で、部会でJR東海の資料をそのままそっくり同じような調査をしろというようなことをね、言ったじゃないかというふうに私は勘ぐってるんですけどもね。これは執行部のほうでそんなことはないって言えばそれまでの話ですけども、これについてもね、JR東海とそこで立ち会った人もいます。そういうことでいろいろと記録もしてるみたいです。
○議長(中沢公彦君) 時間ですので終わってください。
○二十五番(桜井勝郎君) 以上で質問を終わります。(拍手)
○議長(中沢公彦君) これで桜井勝郎君の質問は終わりました。

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