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平成30年12月静岡県議会定例会
蓮池 章平 【 討論 】 発言日: 12/21/2018 会派名: 公明党静岡県議団 |
○議長(渥美泰一君) 次に七十番 蓮池章平君。
(七十番 蓮池章平君登壇 拍手)
○七十番(蓮池章平君) 私は、公明党静岡県議団を代表して本定例会に知事から提出されました第百三十四号議案「平成三十年度静岡県一般会計補正予算」、特別会計補正予算、企業会計補正予算ほか条例など第百七十一号議案までの全ての議案に賛成、請願第一号及び第二号には不採択の立場から意見を付して討論をいたします。
本年は、ことしの漢字、災い、災害、「災」一字に象徴されるように豪雪、地震、豪雨、台風など災害の多い年でありました。本県においても台風二十四号の直撃による農業、漁業施設や農作物の被害、大規模な停電被害と想定を超える災害に見舞われました。公明党県議団としても十月三日に知事に対して被害状況の全容把握や県民が自助の備えを確実に行えるよう周知、啓発、危険箇所に対する安全確保など四項目の要望を行ったところであります。
県全体の被害総額は、先月百十億円に上ることが報告をされました。それに対して今議会に上程された第百三十四号平成三十年度一般会計補正予算には農業者に対する経営体育成支援事業費助成として二十六億四千三百万円、県立高校三十五校に対する修繕費四億五千万円、警察施設の災害復旧、防災機能強化事業費などが計上されております。これらの予算により一日も早い復旧と日常が取り戻されるよう、執行の迅速化を求めたいと思います。
また、今回発生した広域での停電については今後電力会社との連携はもとより、県としても電線の地中化を含めた対応を早めることを要望するものであります。
また、これまで公明党静岡県議団として求めてきた特別支援学校の環境改善として、体温調整などがうまくできない児童生徒のために普通教室の全室に空調を設置する費用三億二千三百万円が計上されました。今年度当初予算などと合わせ来年の夏に向けて滞りなく工事が完了するよう万全の準備をお願いいたします。
次に、第百六十三号議案、公の施設の指定管理者の指定(コンベンションぬまづ)についてであります。
「プラサ ヴェルデ」の指定管理については、五年前に開館する際コンベンション、国際会議、学会の誘致のノウハウを持っている日本最大手の事業者を指定管理者に指定し、地元に誘致ノウハウなどが移譲されるよう地元のコンベンション誘致を行うNPO法人との共同体が運営することとした経緯があります。しかしながら今回選定されコンベンションの企画運営を担う事業者は新たな東京の事業者のみであり、地元へのコンベンション誘致のノウハウ移譲という面では大きく後退する懸念が残されました。ぜひとも静岡県東部地域の発展に資する体制となるよう要望したいと思います。
また、会場の利用申し込みは既に来年まで行われており、指定管理者の変更で利用者に混乱がないように県としても責任を持ってスムーズな引き継ぎが行われるよう強く望むものであります。
明年は平成最後の年、新しい元号が始まる節目の年となります。県におかれましても県政発展と県民幸福度向上のため、緊張感とスピード感を持って県政運営に当たっていただきたいと思います。
以上、今回提出された議案の全てに賛成の立場から意見を申し上げました。議員の皆様の賛同をお願いし討論といたします。(拍手)
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