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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

諸田 洋之 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/28/2020番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○副議長(良知淳行君) 志村農林水産担当部長。
       (農林水産担当部長 志村信明君登壇)
○農林水産担当部長(志村信明君) 水産資源対策についてお答えいたします。
 本県沿岸漁業の主要魚種であるシラスは、近年七月から八月頃にかけてほとんど捕れない状態が毎年のように起こっております。シラスを目玉にした漁港イベントの中止も相次いでおり、漁業関係者からはこの夏がれの原因究明を求める声が高まっております。
 この水揚げ量の低調の要因についてでありますが、県水産・海洋技術研究所が本県沿岸海域における卵の分布調査を基に解析を進めた結果、七月から八月頃に捕れるシラスの親であるカタクチイワシの資源量が減少していることからこれが要因の一つと考えております。さらに今年で言えばカタクチイワシの回遊経路の変化により卵の分布が伊勢・三河湾に偏在していたことが確認されています。こうしたことも本県漁場のシラス水揚げ量に影響していると考えられますことから、今後もデータの集積と解析を継続してまいります。
 次に、シラス水揚げ量の予測やシラス漁の操業の効率化に向けた取組についてであります。
 現状のシラス漁では漁場探索に時間を要することが漁業者の大きな負担となっておりますことから、効率的な操業に向けより精度の高い漁場予測を提供する必要があると考えております。
 漁場予測は県の調査船「駿河丸」が実施しているシラスの分布調査を基に行っておりますが、さらに予測精度を高めるためには調査船の能力を向上させることが必要であります。このため本議会に関連議案をお諮りしております新しい「駿河丸」には高性能ソナーや大型特殊採集ネットを装備する予定であります。これにより格段に向上した詳細な魚群の分布情報を漁業者の皆様に提供することが可能になるため操業の効率化に大きく貢献できるものと考えております。
 県といたしましては、シラスに係る調査研究をより一層強化し本県沿岸漁業を支えるシラス漁業の振興を図ってまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp