• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会

鈴木 節子 議員(日本共産党静岡県議団)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/10/2019番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 教育行政についてのうち、特別支援教育の課題についてお答えいたします。
 特別支援学校における児童生徒の増加への対応についてでありますが、特別支援学校の児童生徒数は年々増加しており本年五月一日現在で四千九百五十二名と十年前と比べて一千人以上増加しております。
 県教育委員会では、この十年間に本校四校、高等部分校七校を整備してまいりました。しかしながらそれ以上に児童生徒数が増加しており施設の狭隘化と児童生徒の通学負担が大きな課題となっております。
 この課題解消を図るため、平成三十年二月に静岡県立特別支援学校施設整備基本計画を策定し、この計画に基づき施設整備を進めております。このうち伊豆の国市と浜松市では令和三年四月の開校を目指して知的障害を対象とする新しい学校の建設に着手しております。また他の地域でも高等部の分校を含め新しい学校の設置に向けた具体的な検討を行っております。
 また、特別支援学校の教員につきましては全国的に非正規率が高くなっており、本県では新規採用教員の採用数を年々ふやしてきたことにより十年前と比べて全教員に対する非正規教員の割合が三割程度縮減しております。しかしながら特別支援学校の教員は専門性を必要とする職種でありますことからさらなる新規教員の採用が必要と考えております。
 このため、今後も教員採用試験における一定の経験を有する者に対する特別選考や大学生等に対するセミナー、介護体験などの啓発活動を通して志願者の増加を図りながら、計画的な採用を進めてまいります。
 県教育委員会といたしましては、特別支援学校に通う児童生徒が自分の可能性を最大限に伸ばすことができるよう狭隘化等の解消に向けた施設整備や教員の人材確保など教育環境のさらなる充実に努めてまいります。
 次に、特別支援学級の教育環境充実と教員負担軽減についてであります。
 近年、特別支援教育に対する理解が深まり県内の特別支援学級に入級する児童生徒が急増しており本年度は六千人を超え十年前の二倍以上となっております。
 県教育委員会では、教員の資質や指導力の向上を図るため特別支援教育に関する研修会を開催するとともに新たに特別支援学級を担当する教員向けに学習上の工夫や指導ポイントをまとめた特別支援学級スタートブックを作成しきめ細かい指導、支援につなげております。
 人的支援につきましては、七人または八人の多人数の自閉症、情緒障害学級に対して本年度は四十三人の非常勤講師を配置しておりますほか、市町教育委員会ではそれぞれの管内の学校に支援員を配置し本年度は二百八校で三百四十三人となっております。
 しかしながら、特に多学年の児童生徒が在籍する学級では授業や学級経営が難しくなっている状況が見られます。このため今後も市町教育委員会と連携し非常勤講師や支援員の配置の充実に努めるとともに、全ての教職員が特別支援教育に対応できるよう校種間の交流や研修の充実を図ってまいります。
 県教育委員会といたしましては、学級編制基準の見直しにつきまして引き続き国に対して強く要望するとともに、児童生徒の個々の状況に応じたきめ細かい支援、指導が可能となるよう特別支援学級における教育環境の充実に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp