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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

藤曲 敬宏 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/25/2020番目)
答 弁 者知事(再質問)


○議長(山田 誠君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) リニアにつきましての再質問にお答えいたします。
 もしリニアが南アルプスに対して損傷を与えないで水の問題も全くなければ、これが開通すれば新幹線ののぞみ機能はリニアに移ることになりますからひかり、こだまの本数が多くなるということですね。ですからそれに反対する理由はありません。
 そして、またつい最近例えば技術の問題がございまして、これも四十年以上の技術に改良の改良が重ねられているわけです。御案内のように十センチ浮いて六百キロぐらい出すわけですね。浮いているということは電線がないということです。じゃあ中のライトはどうするんでしょうか。そうするとかつては石油を燃やしてライトを灯すということだったんですけれども、最近は遊離電灯といいまして離れていながら電気を供給することができると、これは恐らく一、二年でこういう技術が開発されたんだと思います。
 この日本におけるリニアがいろいろな形で作り上げている技術というのは非常に重要なものです。そういう関心もございます。
 さて、そうしたことから差し当たってリニア一般には反対する理由はないと。しかしながら命の水が失われる。また水質が悪化する、あるいは生態系に損害が出る、あるいはトンネルを掘ると必ず残土が出ますから残土処理に問題があるということであれば、これは南アルプスに対しましてはもう少し慎重でなくちゃならないということで専門会議を設け、かつ今有識者会議で議論していただいているわけです。ですから差し当たって今、我々のするべきことは有識者会議の審議結果を見守るということですね。
 しかし、この審議結果は多くの方々に共有される、つまり情報が誰にも分かる形になっていなければいけません。そうしたことから情報を共有できるように全面公開ということを五つの合意項目の第一条に掲げて合意を三月にした上で今始めていただいているんですけれどもそれが不十分だと。いずれにしましても、この有識者会議は国とJR東海と県が信頼関係を持ってこれは大事にしましょうということで今議論していただいているわけですね。そしてその議論した審議結果は、あるいは審議内容についても勝手に議論していただくのではなくてこちらで問題にしている四十七項目がございますのでこの四十七項目について議論してくださいと、分かりましたということでやっているわけです。
 そして、したがってその四十七項目についての審議結果はこちらに持ち帰って専門部会で皆様に分かる形で情報を共有していただいて、そして本当に安心して安全に水が保全され、また供給が確保されるというようなことで関係者が納得すればこの有識者会議における議論というのは一つの収束を迎えるだろうということですね。ですから今それを待っているということでございます。
 ですから、特段総論賛成各論反対とかいう、そういう二者択一に立っているものではありません。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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