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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年9月静岡県議会定例会

佐地 茂人 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/29/2017番目)
答 弁 者交通基盤部長


○交通基盤部長(鈴木克英君) 都市農業のあり方についてお答えいたします。
 都市農業は、露地野菜やイチゴ等の新鮮な農産物を供給するとともに農業生産活動を通じて美しい緑地景観の形成や身近な農業体験の場の提供などの多様な機能を発揮しており都市住民の生活に安らぎを供給する貴重な役割を果たしております。こうした中、国では都市農業振興基本法を制定し、都市農業の有する多様な機能が都市の健全な発展に資するとした基本理念のもと利用が継続される保全すべき農地に対して必要な施策を講じることとしております。
 このため、市街化区域内の農地については長期にわたり営農が継続される守るべき農地を明確化することが重要であることから、県では市町による生産緑地への指定を促進するとともに農業者が都市と調和した良好な営農環境を形成することができるよう必要な支援を行ってまいります。
 県といたしましては、関係部局と連携し都市農地の有効活用と保全対策を促進し新鮮な農産物の安定供給と多様な機能が持続的に発揮されるよう都市農業の振興に努めてまいります。
 次に、改正土地改良法による農地中間管理機構関連事業についてであります。
 農産物の貿易自由化交渉の進展等により国内外の産地間競争が激化していく中、お茶の輸出促進や水田の高度利用などにより収益性の高い農業を展開していくためには農地集積による経営規模の拡大、農産物の高品質化等の営農戦略を持つ意欲ある担い手の生産基盤づくりを積極的に支援することが重要であります。このため県は法改正に伴い、国において来年度の事業化が議論されている機構関連事業により担い手が借り受けた農地で収益性を二〇%向上させるなど一定の要件を満たす地域を対象に乗用型管理機の導入を可能とする茶園の区画整理やかんがい施設の整備、水田における大区画化や暗渠排水施設の整備等を検討しているところです。
 これまで、農林事務所ごとに市町、農地中間管理機構と連携しながら農業者へ丁寧な説明を実施してきたところ、藤枝市瀬戸谷の茶園において区画整理の整備構想が策定されました。このほか新たな基盤整備の機運が高まった静岡市、富士市、島田市の茶園や掛川市の水田等において地元の体制づくりや農業者への意向調査等に着手したところであります。
 県といたしましては、こうした取り組みによりスピード感を持って意欲ある担い手の経営戦略に対応した基盤整備を推進し農業の競争力強化に努めてまいります。
 次に、静岡市駿河区内における津波防潮堤の整備についてであります。
 背後に多くの人家を抱える静岡市駿河区沿岸では、平成二十七年度より高さ七・二六メートルの防潮堤を八・五メートルにかさ上げする工事を国の交付金事業を活用して中島地区から順次進めております。現在安倍川河口から清水区境までの整備対象区間七・九キロメートルのうち約三百三十メートルの区間が完了し、本年度中には約七百メートルに達する見込みであり防潮堤の早期完成に努めてまいります。
 防潮堤整備の一層の進捗を図るためには、国の交付金予算の大幅な増額が必要であることから、これまでにも地元期成同盟会や県独自での要望に加え南海トラフに面する一府十県及び中部、関西の経済団体等との連携による要望活動を実施しており、今後ともあらゆる機会を通じて引き続き国へ強く働きかけてまいります。県議会の皆様からの強い御支援もお願いするものでございます。
 県といたしましては、地震・津波対策アクションプログラム二〇一三に掲げた減災目標八割減を実現するために静岡市と連携し、ハード・ソフト両面から津波対策を着実に進め安全で安心な地域づくりを推進してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp