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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和2年12月静岡県議会定例会
鈴木 節子討論
発言日: 11/30/2020
会派名: 日本共産党静岡県議会議員団


○議長(山田 誠君) 以上で常任委員長の報告は終わりました。
 常任委員長の報告に対し質疑はありませんか。
       (「なし」と言う者あり)
○議長(山田 誠君) 質疑はないものと認めます。
 これから討論を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
       (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 付託されました議案第百三十六号、百三十七号、百三十八号に対し反対の立場で討論いたします。
 内容は、職員、教職員、地方警察職員の期末手当を年間四・五か月から四・四五か月に本年十二月期から支給割合を〇・〇五か月引き下げるものです。あわせて会計年度任用職員についても来年度六月期から〇・〇五か月引き下げるものです。引下げ額は知事部局一億三千九百万円、教育委員会四億七千三百万円、警察一億五千三百万円、企業局三千百万円、合計七億九千六百万円です。
 県人事委員会は民間事業者と県職員の特別給を比較した結果職員が〇・〇五か月上回っていることが判明したとして、民間給与の動向や人事院勧告の内容を総合的に検討した結果引下げ改定が適切であると勧告しました。民間労働者の特別給が下がった原因は、春からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大により企業活動が打撃を受け経済状況が悪化したことによるものです。政府が行った自粛要請と不十分な休業補償が経済活動を悪化させ民間の業績悪化につながったと言えます。
 政府の責任やコロナの影響を一切考慮せず民間準拠だけを理由の引下げは、厳しい人員体制の下新型コロナウイルスから県民の命、暮らしを守るために日夜奮闘している職員の士気低下につながります。
 職員は、緊急事態宣言以降今日まで県民の厳しい状況を把握し状況打開に奔走し市町との連絡調整や度重なる補正予算実務に昼夜を問わず休日も返上して業務に専念され、現在も第三波のこれ以上の蔓延を防ぐために奮闘されています。教職員も学校休業以来遅れた授業を取り戻し児童生徒の心のケア、学力の格差是正など個に寄り添った教育に向け、より多忙化しています。また今年度から導入された会計年度任用職員は正規職員の不足を補う立場で採用され、低賃金、低処遇の上、雇用は一年限りと不安定な無権利状態に置かれています。
 こうした方たちへの期末手当引下げは、職員の生活給を保障せず一方的に年収減を押しつけるものです。また引下げは民間業者にも波及しコロナによって冷え込んでいる消費を一層冷え込ませ地域経済の低迷を招く負のスパイラルを生み出すものです。内需拡大には全労働者の賃上げこそ必要であり、消費冷え込みにさらに追い打ちをかける期末手当引下げには反対をいたします。
 なお、第百三十六号議案には特別職、議員の期末手当の年間〇・〇五か月引下げも含まれていますが、特別職、議員の引下げは当然であり賛成することを申し添えます。
 以上、反対理由を述べ討論といたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp