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本会議会議録

答弁文書

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令和2年9月静岡県議会定例会

沢田 智文 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/29/2020番目)
答 弁 者知事


○議長(山田 誠君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 沢田議員にお答えいたします。
 農業と福祉の連携、農福連携の推進についてであります。
 農福連携は、障害のある方の社会参加を促進する重要な取組であります。農業者の高齢化や後継者不足に直面する本県農業にとりまして、まずは労働力不足の解消につながります。また福祉分野におきましては就労機会が拡大いたします。さらに障害のある方にとりましては自然の中での農作業は対人関係の緊張感や作業のプレッシャーが和らぎまして、体を動かすことで生活リズムを作る効果もあるという見解もございます。このため県は今年度から体制を強化いたしまして積極的に事業を展開しているところであります。
 去る六月、農業の求人情報と福祉の求職情報の一元化を図るため障害者働く幸せ創出センター内にワンストップ窓口を設置いたしました。これは農業や福祉の知識を持つ五人のコーディネーターが受入先の開拓やマッチングの強化をするためでございます。
 続きまして、翌七月には農業に関心を持つ福祉関係者や農業者などを対象とした講演会を開催いたしました。講師としてブランド力の高いトマトを栽培する農業経営者をお招きし、障害のある方が就労した農業現場の事例を具体的に御紹介頂いたところであります。先月八月からは六つの農業経営体が障害のある方を雇用することにチャレンジする、いわゆる「お試しノウフク」の制度を活用いたしまして受入れを新たに開始しているところです。受入れの準備や初期の指導に関わる農業者の負担を軽減することで定着を促して障害のある方を受け入れる経営体の一層の増加を図ってまいります。
 議員御指摘のとおり、障害のある方が安心して働き続けるためには受入先の確保はもちろんのことですが農業現場でのサポートも重要です。このため県は、障害のある方の働く現場の環境を整える支援人材として国が認定されている農福連携技術支援者を今年度二十名養成することといたしまして来月十月から養成研修会を開催いたします。研修では障害の特性を理解した上で、おのおのの個性に応じた作業を割り当てる手法や障害のある方との円滑なコミュニケーションの支援方法を習得していただきます。これによりまして障害のある方が安全で安心して働く環境づくりを担う人材を育成いたします。
 県といたしましては、このような取組により障害のある方が自信、また生きがいを持って働き続けることができ双方が発展していく農福連携のさらなる推進を図ってまいります。
 その他の御質問につきましては副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp