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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年2月静岡県議会定例会

野田 治久 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/01/2018番目)
答 弁 者副知事


○副知事(土屋優行君) 土肥地区における今後の津波対策についてお答えいたします。
 土肥地区を含みます伊豆半島沿岸は、先ほど議員からも御紹介いただきましたよう豊かな自然と変化に富んだ海岸線を有しまして沿岸各地の入り江ごとの狭い平地に集落が形成され観光と漁業が地域経済を支えており、海岸と入り江、人々とのかかわりが深いと、そのため景観、観光、生活上の利便を重視したことから防潮堤整備はこれまで進んでまいりませんでした。
 第四次地震被害想定を受けまして、県と伊豆半島沿岸市町は五十の地区において協議会を開催し地域の実情に応じた津波対策の方針について議論を進めてまいりました。このうち議員からも御紹介いただきました熱海市におきましては、一部の地域についてはしっかりとした防潮堤を整備する、その他の地区については防潮堤は整備を行わず避難対策を主体とする景観に配慮した津波対策の方針を決定し公表したというところでございます。これはソフト面を手厚くし被害を抑える、地元では熱海モデルとして呼んでいるということでございます。
 こうした中、伊豆市におきましては土肥地区を中心に市民集会やワークショップでの住民意見を踏まえ行政、津波防災の専門家、地域住民や観光関係者等から成る伊豆市津波防災地域づくり推進協議会によりまして約二年にわたり議論を重ねていただきました。その中で環境、観光、防災のバランスのとれたまちづくりを進めると、その上での方向性や取り組みを示しました伊豆市“海とともに生きる”観光防災まちづくり推進計画を策定したというところでございます。
 この推進計画におきましては、津波防災を次の世代へのまちづくりの観点から捉え津波リスクと共存するためのゾーニングとしての津波災害警戒区域等の指定を丁寧に進めること、あるいはこの津波指定のイメージをプラスに転換する愛称の募集をしていこうと、あるいはさらに観光事業者等と連携しました積極的な情報発信などを位置づけるということで被害軽減に向けた津波対策施設の整備について地域の合意形成を図りながら検討することとしております。
 県では、今後伊豆市とともにこの推進協議会を活用しながら沿岸各地域の特性に応じました津波対策施設整備のあり方、もう一つは津波避難施設の整備を含めた避難計画等を津波対策の方針として早期に取りまとめ、国と連携して区域指定の実効性を高めるための支援に取り組んでまいりたいと思ってございます。
 県といたしましては、全国に先駆けた伊豆市の取り組みが成功するようハードとソフトの両面から津波対策を推進し、将来にわたって安心・安全に県民の皆様が暮らし観光客が訪れる津波災害に強い地域づくりを推進し、議員のおっしゃったような伊豆の土肥モデル、そういうものになるよう推進してまいりたいと思ってございます。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp