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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2020番目)
答 弁 者副知事


○副議長(中沢公彦君) 難波副知事。
       (副知事 難波喬司君登壇)
○副知事(難波喬司君) 林業、木材産業の活性化についてお答えをいたします。
 林業、木材産業の活性化には、本県の成熟した森林資源を積極的に活用し木材を増産することが不可欠であり、森林組合等の林業経営体が森林所有者に対して木材生産で収益が得られる計画を示すことにより伐採意欲を高めることが重要です。
 これまで林業経営体は個々の知識と経験によって収支計画を作成しており、多くの人手と時間を要していました。今後はICTなどを活用し、広大な森林から収益が見込まれる生産適地を把握し、収支計画を効率よく作成し、森林所有者に情報提供することが必要であると考えております。
 このため、県はシステム開発の実証研究を進めています。このシステムは大井川地区で航空レーザー計測、いわゆる三次元の点群データをとるわけですが、これによりまして森林資源情報や地形情報を収集し、これを林業経営体に提供し、これをもとに林業経営体が収支計画や路網計画を容易に作成できるようなシステムです。この取り組みによって森林所有者の合意を得るための計画内容の精度が向上したことや、経営体における計画作成コストが削減されるなどの成果があらわれておりますことから、今後はこの取り組みを県内に広く展開してまいります。
 さらに、木材生産、流通、加工にかかわる関係者が需給情報をICTで共通管理するシステムなどさまざまな先端技術の情報を関係者間で共有する場を設け、林業におけるICTの実証、普及に取り組んでまいります。
 また、主伐、再造林の推進につきましては林業従事者の減少や高齢化が進む中、造林、育林や獣害対策の負担を軽減するためには作業の省力化、効率化を図る必要があると考えております。このためドローンで撮影した空中写真の解析により造林地の面積と植栽本数を把握する新たな管理手法や、ドローンに搭載したカメラによりシカ被害の防護柵を点検するシステムを開発するなどセンシング技術の活用を推進しております。
 県といたしましては、ICT等を活用した先端技術の現場レベルでの実証、普及を進めることにより林業イノベーションを推進し、森林資源の循環利用の構築を図り本県林業・木材産業の活性化に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp