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本会議会議録
質問文書
令和３年４月静岡県議会臨時会 質問
 | 質問者： | 盛月 寿美 議員 |
| 質問分類 | 質疑 |
| 質問日： | 04/16/2021 |
| 会派名： | 公明党静岡県議団 |
| 質疑・質問事項： | １ 第七九号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」について ｏ 地域観光支援事業費 |
○議長（山田 誠君） 以上で説明は終わりました。
これから質疑を行います。
通告により、二十七番 盛月寿美君。
（二十七番 盛月寿美君登壇 拍手）
○二十七番（盛月寿美君） 私は、公明党静岡県議団を代表してただいま提出されました第七十九号令和三年度静岡県一般会計補正予算について質疑を行います。
今回の補正予算六十九億八千四百万円は、国の地域観光事業支援予算を活用して新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている観光関連事業者の支援を行うこととしています。この事業で瀕死の状態にある県内の観光関連事業者が少しでも息がつける実効性のある事業としなければなりません。
そこで、初めに事業の内容についてであります。
現在展開しているしずおか元気旅の事業では四月二十八日までの二か月で一人五千円、五万人分の支援を行っていますが、いまだに予約済み数は七割と完売に至っておりません。それに対して今回の計画では宿泊七十万人、日帰り二十万人を五月三十一日までの約一か月間で宿泊で十四倍、日帰りを入れると十八倍の事業となっています。
まず、この短期間で十八倍規模の事業を展開するための具体的な取組について伺います。
県内の旅行業者からは、オンライン・トラベル・エージェント ＯＴＡのネット販売の枠が多く旅行業者店舗分が少ないとの要請で現在行われている宿泊支援では店舗の取扱いを多く配分しておりますが、今回提出される計画での配分についてＯＴＡと店舗の配分をどのように考えているのか伺います。
また、日帰り割引についてどのような旅行がその対象となるのか制度設計を伺うとともに、地域クーポン券についても対象となる店舗やその形態、利用方法、各事業者への説明などスケジュールについて伺います。
ゴールデンウイークを挟んでのこの時期は例年幼稚園や保育園のバスでの遠足がピークになっていましたが、ほとんどの園で中止となっています。県として感染対策が整っているバスなどを利用した団体旅行などを促すことも考えられますが、考えを伺います。
また、現在しずおか元気旅事業で宿泊代五千円割引が実施されていることを知らない県民も多くいることから新たな事業内容の県民への周知方法に工夫が必要と考えます。短期間に多くの皆様に利用していただくための周知方法について伺います。
次に、感染拡大した場合の対応について伺います。
大阪や兵庫、宮城県など人の移動が増加したことにより新規感染者数が増加に転じまん延防止等重点措置が適用され、不要不急の外出の自粛や飲食店に対する時短要請などが行われています。
本県においても、急速な感染拡大の兆候が見えればステージツーであっても本事業の中止などを検討する場合があると考えますが、感染拡大局面における中止の判断基準と中止となった場合のキャンセル料金の補償について伺います。以上について答弁を求めます。
○議長（山田 誠君） 植田スポーツ・文化観光部長。
○スポーツ・文化観光部長（植田基靖君) 盛月寿美議員にお答えいたします。
第七十九号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
地域観光支援事業費についてでありますが、短期間で事業を展開するための具体的な方策につきましては現在一人一回のみに制限している宿泊割引の利用回数を複数回の利用が可能とするほか、インターネット宿泊予約サイトや旅行業者店舗に加え直接宿泊施設に申し込むことができるようにするなど県民の皆様が利用しやすい仕組みとすることで利用を促進してまいります。
インターネット宿泊予約サイトと旅行業者店舗の配分につきましては、ゴールデンウイーク期間中はこれまでの販売実績等を踏まえ十分な量を適切に配分し、ゴールデンウイーク後からはあらかじめ配分せず旅行者の皆様が申込み方法を選択できる新たな仕組みの構築を検討しているところであります。
割引の対象となる日帰り旅行につきましては、鉄道や観光バスなどを使い地域の体験施設や観光施設を巡るツアー商品等を想定しております。また地域クーポンにつきましては二千円を上限として県内の観光施設や土産物店、飲食店、公共交通機関など幅広い施設や店舗等で利用できる仕組みの構築を進め今月下旬には関係事業者等への説明会を開催し制度の周知を図ってまいります。
バスを利用した旅行につきましては、日本バス協会が定めるガイドラインの遵守など感染防止対策の徹底を図ることを前提にバス旅行商品を本事業の対象としたいと考えております。
県民の皆様に対しましては、安心して旅行ができるよう旅行者と受入れ施設双方の感染防止対策を徹底するとともに、ＬＩＮＥやツイッターなどのＳＮＳ、インターネット広告、県ホームページ、県民だよりなど様々な媒体を活用し周知を図ってまいります。
感染拡大局面における中止等の判断につきましては、県内の感染状況がステージ三相当以上や本県を対象に緊急事態宣言が発出される場合などはもとより県内の陽性者数や医療提供体制の確保状況等を踏まえ総合的に判断してまいります。事業の停止や中止等を決定した場合には利用者の皆様の費用負担を求めることなくキャンセルできるよう検討を進めているところであります。以上でございます。
○議長（山田 誠君） これで盛月寿美君の質疑は終わりました。
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