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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年9月静岡県議会定例会

伊藤 和子 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/29/2022番目)
答 弁 者副知事


○副知事(出野 勉君) 民俗芸能の継承に係る取組についてお答えいたします。
 御紹介のありました森町の重要無形民俗文化財小國神社の舞楽をはじめ、県内には全国に誇るべき民俗芸能が数多く伝承されております。これらは見る者、参加する者が一体となって楽しむことができる芸能であり、地域への愛着やコミュニティーの重要な基盤として地域の方々が大切に守り伝えてきた貴重な文化資源であります。
 一方、進行する過疎化や少子高齢化の影響により活動意欲の減退や後継者不足、維持のための資金不足等が大きな課題となっております。加えて三年近く続くコロナ禍によって多くの民俗芸能が休止を余儀なくされ存続を諦める方向につながりかねない危機的な状況にあることから、様々な面からその継承を支援していくことが必要であります。
 まず、担い手である保護団体の活性化が不可欠でありますので、一昨年民俗芸能を含む文化財の保存や活用を進める団体を認定する制度を創設し令和二年度から三年度の二年間で六十一団体を認定し、うち十五団体が民俗芸能関連団体となっております。あわせて団体相互の連携のためのネットワーク会議を開催し課題や情報の共有を図るなど保存に向けた活動意欲の醸成につなげることとしております。
 また、資金面や人材面での課題に対応するため文化庁や市町と連携し芸能の発表に必要な衣装や道具等の修理に対する財政的支援を行うとともに、継承が危ぶまれ存続に不安を抱える団体に対し専門知識を持つふじのくに無形民俗文化財保存継承アドバイザーを派遣し複数年にわたり個々の保護団体が置かれた状況を聞き取り保存継承に向けた助言を行う体制を整えております。
 さらに、人口減少が進む中地元だけではなく多くの方々が芸能のすばらしさを理解し保存に協力していただくことが重要であります。このため地域で大切に継承されてきた神楽や盆踊りなどを披露する民俗芸能フェスティバルを毎年度開催するとともに、各地域の芸能を記録映像として保存、公開しその価値や魅力を広く発信する取組を進めており、今後は体験できる文化財という特徴を生かし民俗芸能を間近に見て参加できる機会づくりにも取り組んでまいります。
 県といたしましては、地域が誇る多彩な民俗芸能が県民の皆様に親しまれる貴重な文化資源として絶えることなく着実に次世代に継承されるよう様々な観点から支援を強化してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp