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平成29年5月静岡県議会臨時会 質問
質問者: | 平賀 高成 議員 | |
質問分類 | 質疑 | |
質問日: | 05/18/2017 | |
会派名: | 日本共産党静岡県議会議員団 | |
質疑・質問事項: |
○議長(杉山盛雄君) 以上で説明は終わりました。
これから質疑を行います。
通告により、一番 平賀高成君。
(一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 日本共産党の平賀高成です。知事提出議案について伺います。
第八十二号議案「静岡県監査委員の選任について」であります。
これまで、監査委員の選任に当たり議員から選ばれる監査委員が任期は議員の任期とされながら結果として事実上一年交代とされてきた問題や、議会から選ぶ二名の監査委員が二名とも同一会派から選ばれるという問題の改善を求めてきました。今回は二名とも同一会派ではなく自民改革会議とふじのくに県民クラブと一定の改善は図られてはいますが、なぜ日本共産党推薦の委員が外されたのかはよくわかりません。
過日、東芝の決算に当たり監査法人の適正意見を得ることができず監査法人をかえるということがニュースで大きく報道されました。ここには適正意見を得るために甘い審査をしてくれる監査法人に切りかえれば引き続き東証一部上場を継続できるのではという考えが見てとれます。静岡県の監査委員の選任が予算に賛成している会派で占められているという問題の根底には東芝の監査法人交代と同じ問題があるのではないのかと思わざるを得ません。
我が党は、御承知のように川勝知事提出の予算には地方自治法の住民の福祉の増進を図るのが基本との考えから厳しい立場をとってきました。そうした立場からの監査も必要だと思いますが、なぜ議会が推薦した三名からこのお二人を選ばれたのか、我が党がこれまでに指摘、批判してきた点がどのように考慮されたのか、その経緯、選任の理由を知事に伺います。以上です。
○議長(杉山盛雄君) 川勝知事。
(知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 平賀議員にお答えいたします。
第八十二号議案「静岡県監査委員の選任について」であります。
選任の経緯と理由についてでありますが、今回議員のうちから選任する監査委員の候補といたしまして議会の三人の方々の御推薦をいただきました。いずれの皆様も人格、識見ともにすぐれ県の財務管理や事業の経営管理などについて的確に監査いただける方々であると確信しております。
しかし、議員のうちから選任する監査委員の数は二人に限られておりますことから慎重に検討いたしました結果、吉川雄二議員及び佐野愛子議員の両氏にお願いすることとしたものでございます。
県議会の議員の方々は、県民の負託を受け県民の代表として活躍されておりますので、監査委員にどなたが選任されても党派を超え公平公正を旨として適正に監査いただけるものと確信しています。
なお、任期につきましては地方自治法の規定によって議員の任期によることとされておりますので、推薦に当たってはそれを前提に御推薦いただいたものと理解しております。
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