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本会議会議録

答弁文書

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平成29年9月静岡県議会定例会

前林 孝一良 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2017番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 寄附金を活用した学校施設整備についてお答えいたします。
 平成二十八年度における県教育委員会の事業に対する企業などからの寄附金は約六千八百万円で、主なものはふじのくにグローバル人材育成事業に対する寄附であり学校の施設や設備に対する寄附の実績はありませんでした。教育環境をさらに向上させるためには、求められる教育課程や子供たちの生活環境に対応した施設や設備を整備することが必要不可欠であります。これまでもそれらを充実させるため県予算で計画的に進めてきたところであります。しかし相当額の費用が必要となることから、個人や企業などからの寄附金を活用することは早期実現に向けての有用な手段であります。
 議員御指摘のとおり、兵庫県では平成二十八年度の教育に係るふるさと納税による寄附金が八千万円あり空調の整備などが進んだとのことであります。一方で寄附金が集まりやすい伝統校や同窓会組織が確立している学校と新設校や小規模校との格差が生じているという事実もあると聞いております。
 子供たち一人一人の能力や適性に応じた資質をさらに伸ばしていくためには、学校における教育環境を整備、充実させることは極めて重要でありますので、県内外の自治体の事例を参考にしつつ施設や設備の充実のための寄附金の活用について検討してまいります。
 次に、定時制高校のあり方についてであります。
 県内の定時制高校には、かつての勤労青少年と言われる生徒は少なく不登校を経験した生徒や他校を中途退学した生徒、外国人生徒などさまざまな事情を抱えた多様な生徒が数多く在籍している状況にあります。このため県教育委員会では個々の生徒のニーズに対応できるよう平成五年度から順次、単位制による定時制高校の整備を進めてまいりました。また外部人材を活用した学習支援、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置、さらには人間関係等に問題を抱える生徒のためのコミュニケーションスキル講座の実施などハード・ソフト両面からの積極的な支援に取り組んでおります。
 一方、議員御指摘のとおり学年制の定時制高校は定員に対する充足率の低い状況が続いております。本年八月には学識経験者等で構成する県立高等学校第三次長期計画検討委員会から、充足状況等を踏まえつつ、より弾力的な運用が可能な単位制による定時制高校への再編成が望まれるとの提言をいただいたところであります。
 県教育委員会といたしましては、この提言等を踏まえ多様化する生徒のニーズに対応できる学習スタイルの提供、学び直しや再チャレンジの場としての柔軟な受け入れ体制の一層の整備など定時制高校に求められる役割を十分担えるよう充実を図ってまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp