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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年9月静岡県議会定例会

鈴木 澄美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/27/2018番目)
答 弁 者副知事


○副知事 (難波喬司君)  CNF産業についてのうち、 人材育成についてお答えをいたします。
 CNFは、 植物由来で環境に優しくしかも軽量、 強靱という特性があり次世代の産業を切り開く新しい素材とされております。 このためCNFの研究や製品開発を担う専門人材の確保と育成が極めて重要です。
 まず、 新材料の開発など高度な研究領域では県が静岡大学に設けた寄附講座におきまして大学院生を中心に人材育成を進め、 今後さらに民間企業の研究者などの参画も進めてまいります。 また大学間の研究交流や県研究員の技術交流などを通じて、 CNFの先端研究を担う東京大学や京都大学、 国の産業技術総合研究所等との連携の強化を図ってまいります。
 CNFの製造等にかかわる人材育成につきましては、 富士工業技術支援センターを本県CNF関連産業の中核的支援機関に位置づけ取り組みを推進しております。 具体的には今年度センター内にCNF科を新設し、 企業からのCNFに関する技術相談や指導に専門的に取り組んでおります。 またCNFの製造や分析に必要な最新の機器をセンターに導入し、 この機器の活用方法に関する実習等により企業における技術力向上とともに製品開発の現場に従事する人材の育成を図っております。
 こうした取り組みの中から県内企業におきまして、 CNFを添加することで塗り心地などを向上させた保湿美容液や薬品を使用しないで製造するタオルペーパーなどの製品が新たに開発されております。 また県と静岡大学との間で締結した研究分野における協定に基づき相互の研究交流や機器の相互利用等を進め、 研究開発の促進と県研究員の資質の向上を図っているところです。
 さらに、 平成二十七年度から毎年富士市で開催しているCNFの展示会では国内外の企業や大学、 研究機関などからCNFの製品開発にかかわる多くの人材が一堂に会します。 本年度は約千人の企業・団体関係者等が参加する予定です。 ここでの企業の製品のプレゼンテーションや個別商談の場は県内企業の新たな挑戦を促す契機となるだけではなく、 企業において製品開発に当たる人材の力を高める場ともなっております。 今後とも富士市などと緊密に協力しながらこうした取り組みの充実を図ってまいります。
 県といたしましては、 引き続き静岡大学、 東京大学、 京都大学などの大学や研究機関、 産業界などと連携して新産業の創出・集積に不可欠な人材育成、 研究開発により一層注力し、 多くのすぐれた人材を輩出するCNF関連産業の世界の中心を目指してまいります。 以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp