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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年9月静岡県議会定例会

盛月 寿美 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/24/2019番目)
答 弁 者くらし・環境部長


○くらし・環境部長(鈴木 亨君) 命を守る災害対策についてのうち、災害廃棄物処理計画の確実な推進についてお答えいたします。
 県では、災害廃棄物処理計画に基づき市町や協定を締結している団体等との情報伝達訓練を毎年複数回実施しております。さらに今年一月には、熊本地震や西日本豪雨で課題となった廃棄物の仮置場の開設などの初動対応につきまして国と合同で机上演習を実施いたしました。この訓練や演習から迅速な支援要員の確保や資機材の調達方法、災害廃棄物の仮置場の開設、運営に必要な人員や資機材の数量、住民への広報内容などもあらかじめ設定しておくことが望ましいと気づいたところであります。具体的な内容を十分に検討し今年度内に県計画を見直すとともに、市町計画の見直しを促進してまいります。
 産業廃棄物の選別という事業区分につきましては、他県において中間処理業者が廃棄物に混在している金属など売却可能な部分のみを選別し、残った廃棄物を大量に不適正保管する事案が発生したことなどから本県におきましては設定しておりません。しかしながら議員御指摘のように、災害廃棄物処理やリサイクルのさらなる推進などの効果も考えられますことから引き続き研究してまいります。
 次に、海洋プラスチックごみ削減の推進についてであります。
 県では、プラスチックごみの発生抑制や海への流出防止のため、従来のごみ削減の3Rにリフューズ、リターン、リカバーの三つのRを加えた県独自の海洋プラスチックごみ防止6R県民運動を展開しております。七月十三日にはリカバーのシンボルイベントとして田子の浦の海岸においてプラスチックごみの回収を行ったところであり、県内各地でこれまでに約二十万人の皆様に清掃活動に参加いただいております。また企業、団体等からはプラスチック製のスプーンやフォークの紙への切りかえ、レジ袋有料化店舗の拡大、海ごみの削減を呼びかける環境劇の上演など新たな取り組みの報告をいただいております。
 県といたしましては、引き続き各地で行われる海岸清掃活動などの予定や店頭回収を行っている店舗の情報をウエブサイトに掲載するほか、十月には海洋プラスチックごみ削減についての講演と食品トレーなどの店頭回収品目を拡大するリターンの取り組みなど6R実践の事例発表を行うフォーラムを開催いたします。さらに十一月の市町と協働した商業施設での啓発イベントや十二月の不法投棄撲滅キャンペーンにおきましてエコバッグを配布しリフューズの行動を呼びかけるなど海洋プラスチックごみ問題に対する県民意識の向上に取り組み、6Rの実践を促してまいります。
 次に、休眠預金に係る資金の活用についてであります。
 多様化、複雑化する地域社会の課題の解決にはNPOが果たす役割は重要であり、県は公益活動を行うNPOに対し運営や活動に関する相談対応、財団や企業による助成金の情報提供、活動財源の確保のための講座などを行ってまいりました。このたび公募が開始される予定の休眠預金を民間公益活動に活用する制度は、地域に根差して展開している活動の拡大や社会の諸課題の解決を図る新たな事業などを対象に助成するものであり、期間も最大三年間にわたるなどNPOの活動支援として大変有効なものであると認識しております。
 このため、県内のNPOに情報が行き渡るよう事業の公募条件がわかり次第県のホームページやツイッターにより周知するとともに、NPOや市町を対象とした説明会を開催いたします。さらにNPOが応募するに当たり地域社会の課題の解決の手法として、また資金収支等の面からも実現性が高い事業計画となるよう金融機関等と連携した相談会を行ってまいります。
 県といたしましては、より多くのNPOがこの制度を活用し民間公益活動が活発化されるよう支援してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp