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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年9月静岡県議会定例会

大石 哲司 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:10/02/2023番目)
答 弁 者副知事


○議長(中沢公彦君) 森副知事。
○副知事(森 貴志君) 子供の尊厳を守るための取組についてのうち、就学前児童への虐待防止対策についてお答えいたします。
 核家族化、地域のつながりの希薄化等により社会全体で弱い立場の人やその家族を支える機能が見逃され子供を抱える家庭において子育ての孤立感や負担感が高まっております。このような中、特に就学する前の児童については家庭内の様子が周囲の目に触れにくく子育ての支援が届かないことで虐待に至ってしまうことが見受けられます。そのような状況の防止のためには、その兆候を早期に発見することが必要であります。
 このため県では、まず乳幼児検診や親子教室などの機会を通じて就学前児童の家庭の状況を把握します。その上で市町の職員に対して具体的な事例を基に効果的な支援方法について話し合う実践的な研修を実施するなど相談支援技術の向上に取り組んでいるところです。地域で活動する民生委員・児童委員に対しましても児童虐待に焦点を当てた研修を実施し児童虐待防止の意識をこれまで以上に高めていただきます。そして虐待の兆候を把握した際には速やかに市町の相談窓口や児童相談所に通告していただくよう働きかけております。
 また、昨年十二月には市町が主体となり出産前から全ての妊婦、子育て家庭に寄り添う伴走型相談支援が開始されております。県としては、実施主体である市町に対し国と連携して予算的な助成を行うとともに、特に不安や悩みを抱える妊産婦については情報を共有している児童相談所が必要に応じて面接相談や医療機関への同行支援を行っています。
 さらに、昨年度から県立こども病院に医療機関向けの虐待相談窓口を設け、子供の診療の際に虐待が疑われる事案については子供への対応方法や児童相談所への通告等を各医療機関に協力を求めております。今年度からは他県の先進事例等を参考に県立こども病院を中核とした虐待の早期発見に向けた県内の医療機関ネットワーク構築を目指してまいります。
 県といたしましては、市町や地域、医療機関等との連携を深め一丸となって就学前児童虐待を防止し全ての子供が健やかに成長できる社会の実現に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp