• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年6月静岡県議会定例会

塚本 大 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/26/2018番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 塚本議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてのうち、県政の運営方針についてであります。
 新しい総合計画静岡県の新ビジョンは、来るべき時代を見据え人口減少や超高齢社会への対応、力強い経済の再生、新産業の育成、国内外との交流人口の拡大など本県が直面する喫緊の課題への対策を盛り込んだ県政運営の新しい羅針盤でございます。今年度からスタートダッシュで新ビジョンに掲げる八つの政策を一気呵成に展開し、富国有徳の美しい“ふじのくに”づくりを本格始動いたします。
 まず、県民の皆様の安全の確保これが最優先であります。そのための南海トラフ地震に対する新たな防災対応、それとあわせて最優先課題は安心して暮らせる医療・福祉の充実でございます。そのためには健康寿命のさらなる延伸、医療・介護の連携強化による地域で支え合う長寿社会づくり、全ての子供が大切にされる社会づくりなど人口減少や超高齢社会にあっても県民の皆様が安心して幸せに暮らせる地域づくりに取り組んでまいります。
 また、持続的に発展可能な本県経済の実現に向けまして最先端の技術を積極的に取り入れた新産業の創出、創造的な産業人材の育成、ICTを活用した生産性の向上等を進めてまいります。さらに外国人旅行者のニーズを的確に捉え、本県の世界クラスの資源を生かした体験型観光の充実など魅力ある観光地域づくりにも積極的に取り組んでまいります。
 こうした政策を確実に実現していくため、現時点におきましては副知事三人体制の継続が必要であると考えております。難波副知事には命を守る安全な地域づくり、また港湾を中心にしたインフラ、
富をつくる産業の展開などを担当していただいており、また吉林副知事には医療、福祉、教育を初め県の組織、財務、企画など県政運営の総括的な役割を担ってもらっております。土屋副知事には伊豆半島地域の振興、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックへの対応などを担っていただいておりましてこの三人体制により新ビジョンを強力に推進してまいります。
 本県の目指す姿である県民幸福度の最大化に向けて常に足元を見詰め直し、日々刻々と変化する社会経済情勢への的確な対応を図りながら居心地がよく誰もが努力をすれば人生の夢を実現し、幸せを実感できる地域社会の実現に真摯に取り組んでまいりますので県議の皆様の御支援、御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
 次に、法人事業税の超過課税についてであります。
 法人事業税の超過課税につきましては、昭和五十四年度から昨年度までに三千百九十六億円余りの御負担を企業の皆様にお願いをいたしました。この御負担金は県民の命、財産を守り産業基盤の整備を図るための財源に充当してまいりました。御負担をいただきました皆様の御協力に対しまして改めて感謝を申し上げます。
 現在、第八期目となる超過課税は地震・津波対策として地震・津波対策アクションプログラム二〇一三の推進のほか、災害に強い高規格幹線道路網の整備のために活用させていただいております。議員御指摘のとおり想定される犠牲者の八割減少を目標とするアクションプログラムは、策定後五年を経過し折り返し点を迎えたところでございまして、目標の達成に向け引き続き地震・津波対策を着実に推進していくことが不可欠です。そのためには企業の皆様の御協力がぜひとも必要であります。法人事業税の超過課税につきましては今後、企業の皆様や経済団体、県議会の皆様の御意見を伺いながら来年度以降も引き続きお願いする方向で検討を進めてまいります。
 次に、大規模スポーツイベントの成功に向けた取り組みについてであります。
 ラグビーワールドカップ二〇一九及び東京二〇二〇オリンピック・パラリンピックについてですが、本県において世界的な大規模スポーツイベントが二年連続で開催されますことは、スポーツ、文化観光、産業等の幅広い分野で世界の人々との交流を促進し本県のさらなる発展を図る絶好の機会と考えており、この成功に向け全力で取り組んでいるところであります。
 まず、ラグビーワールドカップ二〇一九につきましてはラグビーへの御関心をより一層高めていただくために、五百日前記念セレモニーの開催による機運の醸成やSNSを活用した効果的な情報発信などさまざまな取り組みを行っております。ラグビーワールドカップ二〇一九の二〇一九にかけまして先日実施いたしました「二千十九人の地元代表!ラグビーパスリレー」では、二千十九の募集予定を二百人近く上回る二千百九十七人もの県民の皆様に御参加いただき私もパスをつなぎました。皆様の熱い思いを感じるとともに関心の高まりを実感したところであります。
 また、観戦客の安全で円滑な輸送を実現するため静岡県交通輸送対策会議におきまして今年度末までに交通輸送実施計画を策定いたします。さらに外国人観戦客への対応を図るためボランティアの養成や案内誘導サインの多言語化などの準備を加速いたします。加えてスタジアム周辺等のにぎわいづくりを進めるために、先月設置いたしましたおもてなし専門委員会により本年十月を目途に本県の食、文化、観光等と魅力を発信するにぎわいエリアを創出するための計画を策定し着実に実施してまいります。
 東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック自転車競技につきましては、四競技のうち三競技が本県で開催されます。そのうちトラック、マウンテンバイク競技の会場となる日本サイクルスポーツセンターにつきましては、アクセス道路の整備を進めています。そのほかに本年四月には選手や観戦客等の輸送ルート案を公表する等、着実に準備を進めているところであります。また国内外から訪れる観戦客の誘導や観光案内を行う都市ボランティアの研修を本年九月から開始いたします。おもてなしの準備を進めるとともに今後は大会二年前イベントを開催するなど県民の皆様が自転車競技に触れる機会を創出し、開催機運の醸成に努めてまいります。
 ロードレースの会場となる富士スピードウェイ周辺につきましては、具体的なコースが決定されて後、組織委員会や関係自治体等と一体となりまして輸送計画の策定、おもてなしの準備に取り組んでまいる所存であります。
 県といたしましては、この二つの大規模スポーツイベントを本県の魅力を世界に発信する絶好の機会と捉えておりまして、大会の成功に向け万全を期すとともにスピード感をもって準備を進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp