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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和3年8月静岡県議会臨時会
鈴木 節子討論
発言日: 08/30/2021
会派名: 日本共産党静岡県議会議員団


○議長(宮沢正美君) これから討論を行います。
 通告により、一番 鈴木節子君。
        (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 私は、本日付託されました第九十八号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」について賛成の立場で討論し、若干の意見を述べさせていただきます。
 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症の災害級とも言える感染拡大による本県への緊急事態宣言に伴い事業者支援、医療提供体制の強化、生活困窮者への支援事業、合計二百十二億八千五百万円を追加補正するものです。
 まず初めに、本県に適用された緊急事態宣言に伴う新型コロナウイルス感染拡大防止協力促進事業費助成について申し上げます。 八月二十日から九月十二日までの二十四日間、 休業要請や営業時間短縮要請に応じた飲食店、 大規模集客施設への協力金は長引くコロナ禍の中、売上げ減少に苦しむ飲食店にとって必要不可欠な支援として賛成をいたします。 同時に留意すべき事項に触れさせていただきます。
 本県は、 七月二十八日からの営業時間短縮要請に続き八月八日からはまん延防止等重点措置、そして八月二十日から全県下に緊急事態宣言と切れ目なく連続して発出され、その都度自治体は目まぐるしく変わる要請に追われ業者にとっては仕入れを済ませた飲食店には翻弄された業者も多く見受けられます。
 また、留意事項にある酒類を提供する飲食店やカラオケ設備がある飲食店は終日休業すること、また酒類及びカラオケ設備の提供を行わない飲食店は営業時間短縮要請に該当するというこの内容が徹底されてはいません。県のホームページに掲載されておりますが情報を伝える手段は複数必要です。
 酒類を提供する飲食店が、営業時間短縮か休業か判断できずにコールセンターに電話をかけてもつながらないとか、やっとつながって説明を受けても不明確なためかけ直しをして同じ質問をすると、回答者が違うと異なる回答だったという事例もあります。また休業要請になることを八月二十日過ぎに知り速やかに休業したが、協力金が支給されるのかといった不安や疑問も多く寄せられています。
 どの飲食店も売上げ減少に苦しみ深刻な打撃を受けていますので、協力金支給に当たっては経済対策、生活防衛対策の立場から柔軟な対応を取ることを要望いたします。
 次に、新型コロナウイルス感染症対策事業費と感染症対策事業費助成について申し上げます。
 県内の感染症の拡大は、八月六日警戒レベル六に引き上がって以来急激な感染拡大が続いています。人口十万人当たりの新規感染者が百人を超える著しい感染拡大が進行し続け一週間の新規感染者も四千人に迫る勢いです。年齢別感染者割合は三十歳未満が約半数を占め自宅待機や療養者数が四千人を超える、また病床占有率は七割を超す勢いです。まさに災害時に匹敵とも言える緊急事態となりました。
 今回の補正による事業は、宿泊施設を六施設から八施設に増設し臨時医療施設五施設で医師、看護師、薬剤師配置による抗体カクテル療法、酸素投与の治療を行うことで病状悪化を防ぎ入院者の抑制を図るものです。また入院待機ステーションに医師、看護師、事務調整員を配置し自宅療養者の入院調整に時間を要する場合の一時的待機場所を設置するものです。
 医療崩壊が深刻な事態に陥る中、政府の打ち出した陽性者の自宅療養という方針は断じて許すことはできません。本県でも自宅療養中に貴い命を失うという痛ましい事例があったばかりです。自宅療養者が激増する危機的状況のさなか、 病状に応じて必要な医療を全ての患者に提供することが大原則となります。そのために限られた医療施設を最も効率的に活用することを目的に抗体カクテル療法や酸素投与の医療機能が強化された宿泊療養施設の増設、確保は今緊急に実施すべき事業として賛成いたします。入院が必要と診断された方の全ての命を救うため今後も臨時の医療施設の確保と有効な活用を期待をいたします。
 最後に、生活福祉資金貸付推進事業費助成について申し上げます。
 長引くコロナ禍の下、休業等による収入の減少により緊急に生計維持のため必要な額を迅速に貸し付ける緊急小口資金や収入の減少や失業による生活困窮世帯を支援する総合支援資金事業が一層重要になっています。令和二年三月から実施した事業は令和三年十一月まで期間延長され、これで六回目の延長となります。この事業を活用されている方は緊急小口資金、総合支援資金合わせ三万二千件を超えています。
 長引くコロナ禍の下、失業や廃業、収入の激減で出口の見えない失望感にさいなまれている方々に対しなお一層こうした事業の継続、拡充が望まれる下での期間延長に賛成いたします。同時に迅速な決定、貸付けとともに申請者に寄り添い不承認を極力出さない審査を要望いたします。
 以上、日本共産党議員団として賛成の理由と若干の意見を述べさせていただき、第九十八号議案に賛成の立場での討論といたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp