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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年6月静岡県議会定例会 質問


質問者:

渡瀬 典幸 議員

質問分類

質疑

質問日:

06/21/2022

会派名:

自民改革会議


質疑・質問事項:

1 第百六号議案
 「静岡県副知事の選任について」
(1)選任の考え方
(2)副知事の所管事務
(3)5月臨時会に提案しなかった理由


○議長(藪田宏行君) これから質疑を行います。
 通告により、三十六番 渡瀬典幸君。
       (三十六番 渡瀬典幸君登壇 拍手)
○三十六番(渡瀬典幸君) 第百六号議案「静岡県副知事の選任について」知事に伺います。
 難波副知事の任期が五月十七日に満了しましたが知事は後任について五月臨時会への提案を行わず、これまで出野副知事が一人でその任を果たされてきました。その後六月定例会の冒頭に提案された知事提出議案の中にも副知事の選任議案は含まれておらず、このまま副知事一人体制が継続するものと考えておりました。
 難波副知事の退任から一か月以上が経過した今日になって突如新たな副知事の選任議案が提出されました。我が会派の中でも後任について心配する声が上がっている中で、議会に対して直前までその選任について知らされなかったことは県議会を軽視した対応であると言わざるを得ません。
 事前に十分な説明がない中で今回の選任議案における不明点をただすため大きく三点伺います。
 まず一点目は、選任の考え方についてであります。
 森氏は知事公室長や政策企画部長を歴任され平成二十九年三月に県を退職されました。その経歴は企画部門が多く、一般職時代に知事公室長や企画広報部長を務められた出野副知事と多くの経歴が重複しております。事実川勝知事はこれまでの副知事選任に当たり県職員出身者と国の官僚出身者をそれぞれ配置してきました。森氏が副知事に就任した場合副知事が県職員出身者のみとなり、これまでの選任方針と明らかに異なります。選任に当たってなぜ国に派遣を求めなかったのでしょうか。多岐にわたる県政課題の陣頭指揮に当たる副知事は専門分野が異なる人物を選任すべきではないかと考えますが、その選任の考え方について伺います。
 二点目に、副知事の所管事務について伺います。
 先ほど申し上げましたとおり出野副知事と森氏はその経歴が重複しており専門外の事案を所管する必要があるのは明らかです。特に難波理事の所管するリニア中央新幹線と熱海土石流災害関係について知事は副知事と同じ権限で仕事をしてもらうと発言していますが、難波理事の所管事務について副知事の所管を整理する必要があります。船頭が二人いては船は真っすぐには進めません。県民混乱を招かないよう難波理事の所管事務を含め副知事の所管事務を明らかにする必要があると考えますが、知事の考えを伺います。
 三点目に、五月臨時会に提案しなかった理由について伺います。
 難波副知事が退任する際知事は、相手の立場もあり五月臨時会への提案は難しいと発言してきました。一方で森氏の経歴を見ると三月末で県医師会の事務局長を退職しており、五月臨時会への提案に支障はなかったのではないかと思われます。副知事二人体制を維持する必要があると知事がお考えなのであれば一刻も早く副知事を選任する必要があったのではないかと思います。今回の副知事選任に当たって五月臨時会に提案しなかった理由はなぜだったのか伺います。以上、答弁を求めます。
○議長(藪田宏行君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 渡瀬議員にお答えいたします。
 第百六号議案「静岡県副知事の選任について」のうち、選任の考え方についてであります。
 行政課題の複雑・高度化が進展する中、様々な問題の解決に向けましては特定の部局が個々に対応するだけではなく複数の行政分野の緊密な連携を前提とした複合的な施策展開が求められます。副知事の職にあっては人格が高潔かつ県政全般に通じ重要施策の方向性を定めることのできる高い調整能力を有することがまず必要であります。その上で森氏にはこうした人格、能力に加え東部地域政策局長、医師会事務局長として培った出野副知事とは異なる知見や実績を有しており、県政における諸課題に迅速かつ的確に対処していただけるものと期待しております。
 中央省庁出身の副知事につきましては幅広い視野から判断を行うことのできる人材を国に求めてきた経緯がありました一方、東京一極集中から分散型社会への転機を迎える中、県と市町の在り方の見直しが必要となっている現在、国、省庁の職員に比べ県内の事情に通じている県職員経験者を登用することが最善であると考えて提案したものであります。
 次に、副知事の所管事務についてであります。
 出野副知事には筆頭副知事として引き続き組織、財政運営の総括を担っていただくとともに危機管理、スポーツ・文化観光などの分野を、一方森氏にはこれまでの知見や実績を生かし福祉・医療、産業政策を担当していただくほか県土整備や県民生活、環境分野も担っていただくことを考えております。
 リニア中央新幹線並びに熱海土石流災害関連業務につきましては現在難波県理事を事務の総括者としているところであり、新たな副知事の就任後におきましても引き続きこれまでの知見を生かして御尽力頂きたいと考えております。
 最後に、五月臨時会に提案しなかった理由についてであります。
 副知事の選任につきましては、性別や官民を問わず能力があり私の補佐役として信頼のおける方、静岡県を愛していただける方を常々考えてまいりました。難波副知事の退任に当たり最適な体制についてこれまで熟慮した結果、森氏を候補者として現状の体制にも鑑み今回六月定例会での追加提案に至ったものであります。以上であります。
○議長(藪田宏行君) 渡瀬典幸君。
       (三十六番 渡瀬典幸君登壇)
○三十六番(渡瀬典幸君) 一生懸命な御答弁ありがとうございました。
 会派を通じですね、委員会も通じながらしっかりと詳細についてですね、しっかりと審議をさせていただくことをお伝え申し上げまして質疑を終わらせていただきます。(拍手)
○議長(藪田宏行君) これで渡瀬典幸君の質疑は終わりました。

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