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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成31年2月静岡県議会定例会

前林 孝一良 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/19/2019番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 教育行政についてのうち、魅力ある県立高等学校づくりについてお答えいたします。
 私立高校における授業料の無償化は県立高校に大きな影響を与えることが予想されます。このため各県立高校では、その歴史や伝統を生かしつつ中学生や保護者に選ばれるよう魅力を高めていくことが重要であります。
 既に、多くの県立高校が地域や行政、地元企業と連携し主体的、対話的で深い学びを実践し魅力の向上に努めております。具体的には川根高校における情報系企業と連携したインドへの留学制度の創設や藤枝北高校における水窪町での天然麹菌を利用した商品開発や高校生民宿、袋井商業高校での袋商ショップ、熱海高校の高校生ホテルなどの例が見られます。
 このほか、今年度創設したコアスクール事業では浜松北高校における医学部への進学に特化したセミナーの実施や三島北高校における英語漬けの授業やポスターセッション大会の開催のほか、多くの高校で外部人材等による難関大学への進学指導などの取り組みを進めております。
 さらに、専門高校におきましては社会に出てから即戦力となることを目指して最先端の機械の導入や外部人材による技術指導などにより必要とされる資格や技術の習得に力を注いでおり、求人数は就職希望者をはるかに上回り大手企業を初め就職率が高いことが魅力の一つとなっております。
 今後とも、各校の魅力を高める取り組みを一層推進するとともにICT環境や計画的な施設整備など学ぶ環境を整備していくこととしております。さらに観光、スポーツ、演劇など新しい学科や国際バカロレアの具現化にも取り組み、中学生が自分の目指す道として選択できる県立高校となるよう取り組んでまいります。
 次に、夜間中学についてであります。
 平成二十二年の国勢調査によりますと、小学校に在学したことのない人や卒業していない人の数は県内で二千五百人を超え、また近年外国籍の人や不登校の児童生徒が増加しておりますことから夜間中学への一定のニーズはあるものと考えております。
 県教育委員会では、平成二十七年度以降他県の夜間中学の先進的な取り組み事例の研究や政令市を含む市町教育委員会を対象とした設置希望に関する調査を行ってまいりました。さらに今月開催された文部科学省主催の設置推進説明会に参加し情報収集に努めております。
 また、本年度は具体的なニーズを把握するため、外国籍の人や不登校・ひきこもり傾向にある人を対象に面談による聞き取り調査を行いました。その結果、調査対象者百八人のうち八割以上の人が学び直しを希望し、六割以上の人が夜間中学への入学を希望しているという回答が得られました。このため来年度はこれらの調査研究の結果を踏まえ、市町と県との役割分担や連携の仕組みなど具体的な設置のあり方を検討していくこととしております。
 県教育委員会といたしましては、夜間中学の果たす役割を十分に認識し市町教育委員会と連携して県内に住む全ての方々に義務教育の機会を提供することができるよう積極的に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp