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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年9月静岡県議会定例会

早川 育子 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/27/2023番目)
答 弁 者知事


○副議長(鈴木澄美君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 早川議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてであります。
 私の給与返上発言についてであります。給与の返上発言というのは、私の御殿場に関わる不適切な発言等に責任を痛感し県民の皆様、なかんずく御殿場の市民の皆様に向けまして私の思いを表明したものであります。
 しかし、給与の返上は実現できなければ、あるいは実現の見通しが立たなければ空約束になりかねません。私は県議会に給与減額の条例案を提出するという具体的な行動だけが県民の皆様へのお約束になると考えておりました。
 そうした中、知事公舎前で突然、いわゆる突撃取材を受けまして報道機関の皆様に対してというか、数名の方に約束はしていませんと発言したのでありますが、今振り返りますと明らかに言葉が足りず私の真意が十分に伝わらなかったと反省しております。特に県民の皆様には不信の念を抱かせてしまったことを深くおわび申し上げるものです。
 当時、辞職勧告を突きつけられております。今もそうでありますが、こうした状況下では、この条例案を御審議頂くことはおろか、提出することすら非常に難しいというふうに思っておりました。そしてまた、それは御審議頂ける環境ではないというように思い込んでしまっていたというところがございます。この思い込みが強かったと思いますが、今となれば条例案を提出するためにどういうやり方があり得たのかとよく考えるべきであったと思います。
 例えば、公明党県議団の皆様は五名でいらっしゃいます。予算の要望であるとか、その他の御要望を受けるという、こういう場面とは別に膝を突き合わせて意見をお聞きする、あるいはコミュニケーションを取るということが可能であったはずなのに、それもしていなかったということを改めて反省しているところでありますが、さきの六月県議会におきまして、不信任案決議案がこうした中で提出されまして多くの県議会議員の方々が賛成されました。このことにつきましては極めて重く真摯に受け止めているところでございます。
 私は引き続き、知事の職にある限り県議会から辞職勧告を突きつけられている身であるということを日々身に負い、かつ肝に銘じて、それを契機に自らに課しました知事の心得五箇条、これにもとらないように県議会の皆様の御理解、御協力を賜りながら公人知事として力の及ぶ限り県民の皆様のために尽くしてまいりたいと思っております。
 次に、東アジア文化都市二〇二三静岡県の今後の取組についてであります。
 東アジア文化都市二〇二三静岡県の八月末の実績は、当初の目標値である事業数五百件以上というものに対しまして七百九十六件の事業が認証されております。また当初の目標値、来場者数三百六十万人に対しまして既に来場者数は六百十六万人と八か月間で両者の目標を大きく上回っております。
 七百九十六件というこの事業の内訳を見ますと県主催事業が約三割の二百三十件となっております。また県の助成制度を活用した市町及び民間事業が百六十件、文化事業の主催団体の申請による認証が四百六件に上っております。このように東アジア文化都市のブランドの下で多くの文化活動が人々や地域に活力をもたらしており目標以上の成果を満たしていると考えております。
 今月から十一月までをコア期間に位置づけておりまして約四百二十件のイベントを集中させ一気の盛り上がりを図ってまいります。さらに来場者がイベントを楽しむにとどまらずブランド自体の知名度の向上に加え、本県の歴史、文化、芸術の魅力の再認識や東アジアの交流、国際交流を促進していくことが大変重要であると認識しております。
 このため、九月早々にはコア期間に開催する百件以上の事業を紹介したパンフレットを全県で配布いたしました。そのほか主要なイベントへのブース出展やテレビ番組の活用など様々な方法で広報を強化し人々に東アジア文化都市を印象づけてまいろうと思っています。
 また、韓国、中国を往来しての国際交流が一気に増えています。七月下旬には全州市に静岡市、成都市の高校生が集まりまして、三国の伝統遊び交流会が開催されました。八月には全州市の高校生が静岡市を訪れました。今後も紙の文化、工芸、食文化、大道芸、サッカー等々のイベントを通じて国際交流の活性化を図ります。
 東アジア文化都市二〇二三静岡県は、十二月三日にアクトシティ浜松で中国及び韓国の交流都市をお招きし富士の式典を行い、十二月二十三日にグランシップにおきまして一年を総括するシンポジウムを開催してフィナーレを迎えます。この東アジア文化都市の理念は文化による持続可能社会の創造であります。この実現のため来年以降は今年実施した多くの文化事業や国際交流の成果を各部局の戦略にレガシーとしてしっかりと反映させていくとともに、二〇二四年の開催都市である石川県につないでまいりたいと思っております。
 東アジア文化都市二〇二三静岡県も残り三か月となりました。文化による東アジアの協調、共生と平和の希求が重要でございまして、これらの理念を意識して期間終了まで県民総がかりの体制で全力で取り組んでまいる所存であります。
 次に、女性の活躍推進のための環境整備についてであります。
 生活の多様化や少子高齢化の進展等に伴い家族の姿が変化している中、今なお家事、育児の労働時間が女性に大きく偏るなど依然として固定的な性別役割分担意識が残っています。社会全体の活力を今後も維持していくためには女性をはじめとする多様な人材が活躍できる環境の整備が重要です。
 県では、第三次静岡県男女共同参画基本計画におきまして政策方針決定過程における女性の参画の拡大と職場と家庭の連携による男女のワークライフバランスの実現の二つの柱を立て女性活躍推進のための施策を展開しています。女性の参画拡大につきましては、企業における女性の管理職登用や働きやすい職場づくりをテーマとするリーダーミーティングの開催や女性活躍に向けた行動計画を策定する企業への支援を行い、またワークライフバランスの実現におきましては、男性の家事育児参加を促進するための出前講座などに取り組んでいるところです。職場等に対するこうした取組を進めるほか、議員御指摘のとおり、就業継続やキャリア形成に影響を及ぼす女性特有の健康課題に対応していくことが大変重要であると認識しています。このため性と生殖に関する健康と権利、いわゆるリプロダクティブヘルス・ライツの視点から生涯を通じた女性の健康保持増進を図ることといたしました。
 具体的には、近年注目されている女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの利活用も積極的に検討し、女性お一人お一人のライフイベントとキャリア形成が両立できる環境整備につながるような取組を進めてまいります。
 県といたしましては、女性活躍に向けてきめ細かな対策を進め多様性に富み安心して誰もが幸せを実感できる社会の実現を目指してまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長、教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp