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本会議会議録

答弁文書

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令和元年9月静岡県議会定例会

山田 誠 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 山田議員には六つの御質問をいただきました。いずれも重要な御質問であったと承った次第でございますが、最も時間を割かれたのが清水港に対する質問でございます。議員の清水港に寄せる関心の深さが拝察されたところでありますが、清水港はふじのくに静岡県の海に開かれた玄関口であります。私は日本を形容するときに多くの場合海に囲まれた日本という言い方をしますけれども、むしろ清水港の実態に即し、またこれからの地球というものを相手にした時代に立ち向かう日本としましては海に開かれた日本という形容をむしろ使うべきではないかというふうに存じます。
 私は、六つの質問のうち清水港長期構想への取り組みについて御答弁をさせていただきます。
 清水港は明治三十二年の開港から大正、昭和、平成の時代を経て令和の時代の幕があけたことし八月四日、ちょうど八月四日に開港百二十周年を迎えたところであります。霊峰富士を仰ぎ世界で最も美しい湾クラブに加盟した駿河湾に抱かれた日本三大美港の一つとして広く知られているところであり、また今や東名に加えて新東名などの道路網と結ばれた地理的な優位性も持っており、これらの長所を生かしてものづくり県静岡県の産業や経済を支える海の玄関口として発展を遂げてまいりました。
 清水港には類いまれなる場の力が宿っております。そこにまだ潜在している力を開発するべく、おおむね二十年後の長期的視点から港湾空間利用のあるべき姿と実現のための方向性を取りまとめ本年八月に清水港長期構想を公表したところであります。
 この長期構想では、清水港の湾奥部に位置する折戸地区につきまして水面の利活用並びに沿岸部への民間開発を促すことにより人々の訪れる良質なリゾートを形成することを目指しております。折戸地区の開発につきましては、地元の方の関心が非常に高いことは御案内のとおりであります。先月地元の民間団体、地権者の皆様が知事室にお見えになりまして地域の活性化について皆さんで御議論され、また取りまとめられた提言書をお渡しいただきました。
 この提言書によりますと、折戸地区が持つ美しい富士山の景観、穏やかな海、まさに絶景とも言うべきこの高いポテンシャルを生かしマリンスポーツの体験、世界に誇る食材を活用した飲食、宿泊などの提供、そうした環境整備を進める内容が盛り込まれておりまして皆様の熱意が伝わってまいったところであります。
 県といたしましては、こうした提言などを踏まえながら引き続き地権者や関係各位に御参加いただいて合意形成を進めまして目指す姿を共有し、そして実現を図ってまいりたいと考えております。
 また、クルーズ船の誘致拡大につきましては議員御指摘のとおり日本海側の複数の港の連携によるセールスが寄港につながっているという事例もございます。今年度国の制度を活用し太平洋側の本県、和歌山県、高知県の三県が連携して海外でのセミナー開催や海外船会社の寄港先を決定するキーパーソンに対するファムトリップを共同で行うなどより効果的な誘致活動を実施してまいる予定です。
 県としましては、三保半島に抱かれ富士山曼荼羅にも描かれている折戸湾の魅力にスポットライトを当てマリンスポーツや海洋レジャーの振興により清水港の魅力を高めるとともに、太平洋沿岸の港湾が連携したクルーズ船誘致活動を展開し世界の人々に訪れていただける港となるよう官民一体となって取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp