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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年9月静岡県議会定例会

西原 明美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/26/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 西原議員にお答えいたします。
 西原議員におかれましては、新人ながら堂々とした御質問でまた県議会の中で数少ない女性議員のお一人と、しかも藤枝からは二人とも女性議員ということでこれが起爆剤といいますかきっかけになって議員の中に女性の活躍できる場がもっと広がることを願っております。
 さて、私のほうからは静岡県文化プログラムの推進についてお答えをいたします。
 本県では、他県に先駆けて平成二十八年に静岡県文化プログラム推進委員会を立ち上げました。そして、先行してプログラムを実施するなど来年のオリンピック・パラリンピックに向けて文化プログラムの機運の醸成に努めております。さかのぼりますと、先ほど議員の御紹介にありましたとおりオリンピック精神にスポーツと文化、これを支えるということがうたわれているわけであります。しかしながら、どちらかというとスポーツに偏したのがオリンピックのこれまでの姿でした。それを二〇一二年、平成二十四年のロンドンオリンピックのときに本格的に文化プログラムがイギリス全土で繰り広げられまして、その結果それが大変にイギリスという国を世界に紹介するのに役立ちかつ経済効果もあったということがございます。
 そうしたことを受けまして、その翌年に静岡県のほうから全国知事会にこれを提言いたしまして北は北海道から南は九州、沖縄に至るまで全県の御賛同を得て、またかつ国の政策にもなって文化プログラムというのが今全国で動いていると。本県ではそれが平成二十五年、二十六、二十七年と準備いたしましてようやく二十八年に推進委員会ができたということであります。
 先ほど経済と文化の関係について御紹介されましたけれども、もちろんあの文化が経済に役に立つということもあるわけですけれども基本的な考え方として文化というのはこれは言ってみれば藤枝のライフスタイル、藤枝的な生き方とウエー・オブ・ライフですね。全て、西原議員なら西原議員の御家族やまた御自身の生き方のために経済も政治もあると、言いかえますと政治も経済も私は文化のしもべであるという考えでおります。すなわち暮らしの立て方が充実すれば人は幸せになります。その幸せを支えるために人は働きかつこういう行政の仕事もしていると、こういう考えでやっているということであります。ただしここで言う文化プログラムはそういう暮らしそれ自体の生活文化というよりも、例えば藤枝の朝比奈の龍勢であるとかあるいは岡部の抹茶の文化であるとかあるいは文化会館でのさまざまなパフォーマンスであるとか、そうした日常生活の根っこの部分から見ると花の部分といいますかきれいな部分のことをどちらかというと指しておりますが、基本的な視点は人々の生活文化それ自体にあると、それをいかに充実させるかということが基本的な目的としてあるということでございます。
 さて、平成二十九年度には県内の各団体が実施する地域に根差した文化振興の取り組みにつきまして費用の助成や運営の助言などを行う支援制度を創設いたしました。今年度も十九の団体の事業を採択いたしました。また平成三十年七月には文化プログラムの認証制度を設けまして来年までに県内各地域で行う文化イベントを一千件認証するとの目標を立てて普及に努めた結果、今月八月末までに七百三十二件を認証したところであります。
 今年度展開する多彩な文化プログラムにつきましては、ブンプロ・プレフェスと、文化プログラムのプレフェスティバルと略してブンプロ・プレフェスと銘打ちましてホームページ上で実施時期や内容を紹介するとともに、この七月には静岡県文化プログラム二〇一九ガイドを作成し県内外で開催されるイベントや観光商談会等で配布するなど積極的にPRをしております。
 また、静岡県観光協会と連携いたしまして文化に興味のある県内外の観光客向けに本県の特色のある文化資源をめぐる複数のモデルコースを設定しまして、ホームページとかSNSによって情報を発信するなど文化プログラムへの誘客を図っているところです。二〇二〇年の本番に向けまして、本県ゆかりの郷土唱歌を参加者が中心となって心を合わせながら歌うプログラム、あるいは県民が俳優として参加する創作演劇など多くの県民の皆様が参加できる多彩なプログラムを県内各地で重層的に展開していく予定でおります。同時に、各種のメディアを通じて国内外に効果的な情報発信を行い文化プログラムの機運や期待感の一層の高揚が図られるように取り組んでまいります。
 オリンピック・パラリンピック終了後も県民が主体の文化活動が将来にわたって活発に展開されるように文化プログラムの展開で培うであろう文化芸術振興、そしてまたそれの支援、担い手の掘り起こし、地域のネットワークの形成、その仕組み、これをレガシーとして継承し本県の目指すいつでもどこでも多彩で魅力的な文化の花が咲き国内外から憧れを呼ぶふじのくに芸術回廊の実現に全力で取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp