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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年2月静岡県議会定例会

土屋 源由 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/02/2018番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 土屋議員にお答えいたします。
 伊豆地域における林業振興についてであります。
 県は、県産材の需要と供給を一体的に創造するふじのくに森林・林業再生プロジェクトや荒廃森林を再生する森の力再生事業に取り組んでまいりました。この結果特に伊豆地域におきましては林業に新規参入する事業体がふえております。また利用間伐を主体とした木材生産が活発になっています。平成二十八年の生産量は伊豆半島におきまして五万立方メートルまで増加いたしました。これは五年前の平成二十三年と比較しますと五倍もの生産量となるものであります。ちなみに五年前、全県下における生産量に占める伊豆地域の割合は四%でありましたけれども、平成二十八年度で一三%に上りました。三倍以上に伸びております。
 来年度は、新規事業として意欲のある林業事業体と連携し作業道の整備と高性能林業機械による効率的な集材、成長の早いエリートツリー苗木の導入などを組み合わせて行う、いわゆる低コスト主伐・再造林を全県下で促進することにしております。伊豆地域では伊豆市と南伊豆町の二カ所に実証林を設置いたします。有識者による検証委員会で生産性の分析やコスト把握を行います。その上で地域の林業事業体を対象とした講習会を開催いたしまして、生産性向上に向けた改善や下刈りを含めた再造林コストの明示などにより収益性を示し林業事業体の意欲を喚起することで低コスト主伐・再造林を伊豆地域全体に広げてまいります。
 さらに、伊豆産材のブランド化を進めるために市町や森林組合とともに伊豆半島森林認証ネットワークを設立いたしまして持続可能性に配慮した世界基準の森林認証、いわゆるFSCの拡大に取り組んでおります。この三月には伊豆地域で新たに約千六百ヘクタールの認証を取得する見込みであります。FSC認証であります。これを契機に森林認証の拡大と認証材の安定供給に一層取り組み、地域にとって魅力のある森林並びに林業を目指してまいります。
 また、伊豆地域のA材は今全体で三割ほどでございますけれども、このA材を製材する六社が共同受注ネットワーク、木ザIzuの名称を持つ団体を設立なさいました。製品の販路を拡大する体制が整ったわけでございます。その結果本年度の東部特別支援学校体育館での受注につながりました。今後は“ふじのくに”公共建築物等木使い推進プランに基づいた公共建築物での率先的利用を足がかりに民間の非住宅分野へと伊豆産材の利用を拡大してまいります。
 県としましては、これらの取り組みを通じて伐って使って植えて育てるという方針のもと森林資源の循環利用による林業の成長産業化を促進し、地域の林業・木材関係者と一体となって伊豆地域の林業振興を図ってまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp