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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年6月静岡県議会定例会

渡瀬 典幸 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:07/18/2017番目)
答 弁 者交通基盤部長


○交通基盤部長(鈴木克英君) 命を守る安全・安心な地域づくりについてのうち、津波から命を守る防潮堤整備についてお答えいたします。
 レベルワン津波を防ぐ防潮堤整備につきましては、防護すべき海岸延長約二百九十一キロメートルのうちこれまでの整備により既に約六〇%に当たる百六十九キロメートルで必要な高さが確保されているところであります。アクションプログラムは残り百二十二キロメートルに対する平成三十四年度末の整備率を指標としており、昨年度末時点の整備率は目標の六五%に対して約一%となっております。
 このことは、国の最新の知見に基づくレベルワン津波高の見直しが平成二十七年六月に行われ、この公表結果を踏まえて各地域での合意形成に着手したことが主な要因でありますが、これまでに対策が必要な河川や海岸百十二カ所のうち合意形成が図られた五十四カ所において調査設計や工事を進め九カ所で整備を完了したところであります。
 整備が必要な海岸延長の約半分を占める伊豆半島沿岸では、五十の地区で地区協議会を開催し、津波防災と景観、観光、漁業等との調和を図るためハードとソフトの両面から地区の実情に応じた対策のあり方について合意形成に向けた議論を重ねているところであります。現在全体の約四割に相当する二十一地区において避難場所や避難路の整備など避難を主体とした対策とする方向で検討が進んでおり、そのほかの地区を含め合意形成を加速してまいります。
 県といたしましては、引き続き国に対して予算枠の拡大を働きかけ減災効果の大きい箇所から防潮堤の整備を着実に推進するとともに、ソフト対策との最適な組み合わせにより効果の最大化を図り、減災目標の達成に向けてスピード感を持って県民の皆様が安全・安心して暮らせる地震・津波に強い県土づくりに取り組んでまいります。
 次に、観光振興についてのうち、海のネットワークの充実についてであります。
 世界的なクルーズ需要の高まりや、清水港客船誘致委員会の長年にわたる誘致活動等により清水港を中心にクルーズ船の寄港数が大幅に増加しており、本県全体では昨年二十三回の寄港数がことしは熱海港、伊東港、御前崎港を含め現時点で四十五回を予定しております。ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピック等の大規模イベントではクルーズ船を活用した訪日客の増大が見込まれ、こうしたイベントを通じ訪れた方々が本県の魅力を知り、リピーターとなって今後の寄港数拡大につながる好機になるものと考えております。
 このため、本県ではこの七月十日に客船誘致委員会が組織されている県内の五港を中心としたふじのくにクルーズ船誘致連絡協議会を設立し、各組織の連携強化や誘致手法の研究、船社等への共同誘致などの活動に取り組むことといたしました。
 県といたしましては、この協議会の活動を通じ本県で開催される世界クラスのイベントとファムトリップや寄港地観光コースの提案等とを一体的に情報発信し、船社等に働きかけポートマーケティングに取り組むなど海の玄関口である県内港湾に数多くのお客様をお迎えできるよう努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp