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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年6月静岡県議会定例会

吉川 雄二 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/29/2018番目)
答 弁 者文化・観光部長


○文化・観光部長(渡邉眞一郎君) 知事の政治姿勢についてのうち、人づくりと有識者会議についてお答えいたします。
 本県の目指す人づくりは、霊峰富士の姿のように気品をたたえ調和した人格を持ち豊かな富を創出する有徳の人づくりであり、本年三月に策定した教育に関する大綱におきましてもこうした考えを本県の教育の基本理念として明確に位置づけたところであります。有徳の人づくりには学校教育、家庭教育が重要な要素でありますが、地域の子供は地域の大人が育てるという決意を持って地域社会の大人の誰もが子供の見習うべき先生であることを自覚し地域ぐるみ、社会総がかりで子供を育てることが重要であります。
 このため、総合教育会議の協議に先立ち教育の政治的中立性を担保し社会全体の幅広い御意見をいただく場として、平成二十七年度に地域自立のための人づくり・学校づくり実践委員会を設置いたしました。この委員には経済、スポーツ、芸術、農林水産、教育、福祉などさまざまな分野の有識者の皆様をお願いしております。実践委員会では高い見識と豊富な経験に裏打ちされた具体的で説得力のある御意見、御提言を数多くいただき、これまでにグローバル人材育成基金の創設や地域スポーツクラブの設立、しずおか寺子屋による学習支援など本県のよりよい教育の実現に向けた新しい取り組みが行われてきております。
 このように、実践委員会を初めとする有識者会議は各界の専門的な立場からさまざまな観点による御提案をいただき、行政だけでなく社会の幅広い意見を反映させることにより県政推進に大きく寄与しているものと考えております。
 今後とも、県政の課題に対して有識者会議からさまざまな御意見、御提言をいただき効果的な施策の企画立案等に生かすことにより、県民本位の施策を実現し社会総がかりで富国有徳の美しい“ふじのくに”づくりを進めてまいります。
 次に、文化行政についてのうち、SPACによる舞台芸術についてであります。
 SPACは、本県を拠点として舞台芸術の創作及び公演活動を行い世界に通用する質の高い作品の鑑賞機会を県民の皆様に提供するとともに、舞台芸術の創造を通じて音楽、文学、美術などのさまざまな芸術文化活動に刺激を与え本県の芸術文化の発展を牽引する存在であります。これまで約二十年間にSPACは国の内外におきまして約二千六百公演を行ってまいりました。また宮城芸術総監督は劇場は学びの場であるとの考えのもと延べ十四万人を超える県内の中高生に無料で演劇鑑賞の機会を提供しており、参加した学校からは生徒の感性を高める非常によい機会であるとの声を数多くいただいております。このほかSPACの劇団員を県内の小中学校や高校に派遣して発声方法や身体の使い方を指導するなど公演以外の活動にも積極的に取り組んでおります。
 昨年は、フランスで開催された世界最高峰の演劇の祭典、アヴィニョン演劇祭におきましてアジアの劇団として初めてオープニングを飾り満員の観客から大喝采を博したところであります。本年度はSPACの実施するふじのくにせかい演劇祭が文化庁の国際文化芸術発信拠点形成事業に採択されたほか、日仏友好百六十周年を記念してパリで開催されるジャポニスム二〇一八の公式企画に選定されるなど国の内外から高く評価されているところであります。
 県といたしましては、世界クラスの創造活動を行い本県の文化力の向上に寄与するSPACの活動を引き続き支援するとともにグランシップの運営、子ども芸術大学、ふじのくに芸術祭など幅広い分野の取り組みを進めることで県民の皆様の自由な文化活動を育むための環境を整え、県内のあらゆる地域でいつでもどこでも多彩な魅力的な文化に出会うことができるふじのくに芸術回廊の実現を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp