本会議会議録

議会補足文書

平成31年２月静岡県議会定例会

山﨑　真之輔（建設委員会） 【 委員長報告 】
発言日： 03/08/2019
会派名：ふじのくに県民クラブ

○議長（渥美泰一君）　次は、建設委員会委員長　山﨑真之輔君。
　　　　　　　（二十三番　山﨑真之輔君登壇　拍手）
○二十三番（山﨑真之輔君）　建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
　今回、当委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成三十一年度静岡県一般会計予算」外十九件であります。
　まず委員から、議案第七十三号に関し二月補正予算のうち約百八億円に係る防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策の概要についてただしたところ、当局から、国は平成三十年七月豪雨や台風二十一号など近年激甚化している災害により全国で大きな被害が頻発していることから昨年九月から十一月にかけて重要インフラの緊急点検を実施しその結果を踏まえて三カ年緊急対策を決定した、県はこの緊急対策を受けて大規模な浸水、土砂災害、地震、津波等による被害の防止と最小化、また災害時の避難や救助、迅速な復旧・復興に不可欠な道路や港湾等の交通ネットワークの確保など大規模自然災害における重要インフラの機能維持を図るための事業を集中的に実施していくとの答弁がありました。
　次に、交通基盤部に係る平成三十一年度当初予算の概要と新たな取り組みについてただしたところ、防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策に係る公共事業に加え国の対策と連携した河川、砂防、港湾等の小規模箇所における災害予防や災害拡大防止、緊急防災対策のための県単独事業を新規に実施するため前年度当初予算より約百四十九億円増の約一千三百二十二億円を計上した、また安全・安心で利便性が高く快適に暮らせるスマートガーデンカントリーふじのくにの形成を目指すため、東部・伊豆地域をモデルに三次元点群データを取得し災害復旧や観光等へ活用する新たな取り組みを実施するとの答弁がありました。
　次に、議員提案により今議会に提出予定の静岡県水産振興条例案に関し漁港整備の現況と今後の取り組みについてただしたところ、現在県が取り組んでいる漁港整備は国が定めた第四次漁港漁場整備長期計画に基づき水産機能の強化と高度化、大規模自然災害に備えた対応力の強化、老朽化施設の長寿命化による既存施設の有効活用の三つの項目を主な柱として進めており、水産振興条例案における漁港整備の目的である水産業の生産性の向上に合致している、今後の取り組みとしては水産振興条例案で定められている基本計画を策定することになるが、これらの三項目を漁港整備における基本施策として位置づけ水産業の生産性の向上に向けて関係機関と調整を図っていくとの答弁がありました。
　次に、平成三十一年度からの流域下水道事業の企業会計移行に関し全国の状況と今後の取り組みについてただしたところ、現在流域下水道を持っている四十二都道府県のうち既に五都府県が企業会計を採用し本県を含め来年度から移行するのが九県、残りは平成三十二年度に移行すると聞いている、下水道経営は社会情勢の変化に伴い厳しさを増していることから企業会計への移行に伴う財務諸表等の作成により資産や経営状況を明確化するとともに、今後の投資計画を着実に行える経営戦略を策定し将来にわたり持続可能な下水処理事業の運営を実現していくとの答弁がありました。
　そのほか、静岡どぼくらぶの取り組みにおける県・市町教育委員会との連携状況、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法制定の背景、スマートインターチェンジの設置に向けた今後の取り組み、無電柱化の推進に係る県計画の策定、東駿河湾都市圏の都市交通マスタープランに基づく観光施策の展開などについても質疑等がありました。
　以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第一号、第十一号、第十七号、第二十三号、第三十一号、第五十三号から第五十八号まで、第六十二号、第六十九号、第七十三号、第八十二号、第八十三号、第九十三号、第九十五号、第九十六号及び第九十八号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。（拍手）

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号：054-221-3482

ファックス番号：054-221-3179

メール：gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp

ページの先頭へ戻る

〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号電話番号(県庁案内)：054-221-2455