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令和5年9月静岡県議会定例会
阿部 卓也(建設委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 10/13/2023 会派名: |
○議長(中沢公彦君) 次は、建設委員会委員長 阿部卓也君。
(六十六番 阿部卓也君登壇 拍手)
○六十六番(阿部卓也君) 建設委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百四号議案「令和五年度静岡県一般会計補正予算」外十四件であります。
まず委員から、議案第百十七号から第百二十号までに関し資材価格高騰への対応についてただしたところ、当局から、第百十八号及び第百十九号は資金または物価の変動に基づく請負単価の変更を根拠としたスライド条項の適用による請負契約の一部変更であり、第百十七号及び第百二十号は国の通知による技能労働者への適切な賃金水準の確保に係る特例措置の適用に基づく請負契約の一部変更である、いずれも受注者からの請求に基づき適切に対応しているとの答弁がありました。
次に、遠州灘海浜公園篠原地区基本計画の策定に関し官民連携導入可能性調査の進捗状況と課題の把握についてただしたところ、令和五年七月から八月にサウンディング型市場調査を十九社と行うとともに民間事業者や野球団体とのヒアリングを実施した、野球団体からは野球場が複数面あれば大会を開催でき魅力的である、民間事業者からは公園全体を一体的に整備できれば事業規模が大きくスケールメリットがあるため関心が高い、また資材価格や人件費等がこの一年間で約三割から四割程度上がり特に設備系は建設費高騰や人手不足により施工体制が組めなくなるなどの御意見を頂きました、今後調査内容を踏まえコスト縮減効果が高い事業手法を検討し官民連携導入の可能性を評価した上で令和五年十二月を目標に野球場の構造、規模を絞り込むとの答弁がありました。
次に、九月四日に県と下田市が締結した道路の包括管理に関する覚書の目的についてただしたところ、費用面や技術者の減少などインフラの管理水準の低下が懸念されており道路管理業務を同一業者に委託する包括的管理を試行的に実施し県、市、事業者の業務効率化と道路利用者へのサービス向上のほか新たな維持管理手法として過疎地域等へ業務範囲を拡大することを目的にしているとの答弁がありました。
そのほか、台風二号で被災した敷地川の改良復旧等の護岸の強度及び河川監視カメラの活用内容、浜名湖ガーデンパーク交通アクセス支援事業に関し公共交通のDX化推進の目的に沿った事業名への変更、水害対策としての下水道や地下空間活用の考え方、熱海市伊豆山地区土石流災害の早期復旧に向けた県と熱海市の連携状況、静岡市杉尾・日向地区の不適切盛土に対する行政代執行のスケジュールや再発防止策などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百四号、第百六号、第百十三号、第百十四号、第百十六号から第百二十号まで及び第百二十三号から第百二十八号までは全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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