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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 議会補足文書

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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和3年11月静岡県議会臨時会
鈴木 節子討論
発言日: 11/24/2021
会派名: 日本共産党静岡県議会議員団


○議長(宮沢正美君) 次に、一番 鈴木節子君。
        (一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
 私は、本日野崎正蔵議員ほか三名の議員から提出をされました川勝平太知事に対する辞職勧告決議案に反対の立場で討論をいたします。
 事の発端は、十月二十三日の参議院静岡選挙区補欠選挙での知事が行った応援演説です。そもそも応援演説とは有権者に対して候補者の公約、実行力、これまでの実績など優位性を示しどちらの候補者が必要かを選んでいただくために行うものです。しかし知事の発言は政策論戦にはほど遠い内容で県民を地域で分断し傷つけたことは明白な事実です。しかも有権者に対して候補者を選ぶ基準とはなり得ない内容を示したことも有権者を愚弄したことに変わりはありません。議会として抗議文を出したことは当然です。
 この後、知事は多くの県民から指摘を受け御殿場市に出向いて直接市長と議長に面談し撤回、謝罪した上で知事の記者会見で公式に発言の撤回、謝罪を行いました。これを受けて私は知事は御自分の発言のどこが間違っていたのか、何が県民を傷つけたのか自問自答し撤回、謝罪に至ったと受け止めています。
 本日提出された辞職勧告決議案は、知事に対し退陣を勧告するものです。この判断にあたり知事の発言が辞職に値する内容かどうかを判断基準にすべきと考えます。例えば知事が公約に背いて県民を裏切る施策を強行したとか法令違反を行ったとか、県政運営上県民の不利益になるような重大な誤りを犯したなどの行為に該当するかどうかです。今回の知事発言は応援演説であり不適切な部分はありましたがそれを謝罪撤回しており、辞職に値するような明確な理由には該当しないと判断します。
 また、知事の辞職となれば、来年度予算編成の重要な時期に県政が止まってしまうリスクもあります。今新型コロナウイルス感染症の第六波への対応、地域経済振興、自営業者の抜本的支援、コロナウイルスにより苦境におられる県民支援など対応すべき課題が山積しています。県民の命、暮らしを守る立場で県政運営に集中すべき時期であり県政の停滞は避けるべきと考えます。ですから知事には今回のような事態を再び引き起こさないよう強く求めるとともに県民一人一人に寄り添った県政運営に集中することを求めます。
県民の中には、コロナ禍で仕事を失った人、独り親世帯で懸命に働きながら子育てをしている人、年金暮らしで家計を切り詰めながらやっとの思いで暮らしている人など多くの方たちに光を当て実行力ある的確な施策が求められています。自治体の使命は住民福祉の向上です。住民の利益最優先の立場での県政運営に邁進していただくよう強く求めておきます。
 我が党は、これまでも知事提出議案には県民要求や利益に沿うことには賛成し、不利益で容認できないことには反対を貫いてきました。これからも是々非々で対応していく所存です。
 以上の理由を述べまして、知事に対する辞職勧告決議案に対する反対討論といたします。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp