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本会議会議録

答弁文書

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令和元年9月静岡県議会定例会

鈴木 澄美 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:11/25/2019番目)
答 弁 者経済産業部長(再質問)


○経済産業部長(天野朗彦君) CNF関連産業の集積に係る再質問についてのうち、最初のターゲットの絞り込み、それからコーディネーターの強化についてお答えいたします。
 CNFの主なターゲットは、本県の産業特性や市場規模などから自動車用部品などへの応用であるというふうに考えております。日本製紙株式会社が富士工場内に設置いたしました実証設備も、CNFと強化樹脂を融合いたしまして自動車部品などへの展開を主に想定しているものと承知しております。
 一方、CNFを製造、提供している製紙メーカーなどはサンプル提供に当たりまして業種とか業態を限定しておりません。これはどういうことかと申しますと、CNFが新しい素材であることからどのような分野でブレイクスルーが起こるのか、イノベーションが起こるのかということがわからないからだというふうに伺っております。
 例えば、本県の清水区の化学製品メーカーは生コンを流し込む配管内に、CNFのチキソ性といいまして拡散するとこれがさらさら流れるというこの特性を生かしまして、このCNFを配合した材料でこの管の中に膜を形成して潤滑性を高める生コンクリートの圧送用先行剤を開発して、現在経済産業省の標準化案件に採択され、今後大きな市場への進出が期待されております。
 県といたしましては、多彩な産業が集積する本県の企業群がCNFを使って新しい革新的な製品を開発する挑戦に対しましても産学官が連携して支援を強化してまいりたいと考えております。その際議員御指摘のとおり専門の知見を持つコーディネーターの果たす役割は非常に重要であります。
 このため、県では今後CNFだけではなくファルマバレーやフーズ・サイエンス、次世代自動車の各プロジェクトに実は相当数のコーディネーターが配置されております。これらのコーディネーターとも相互連携を強化いたしまして、これをCNFのコーディネーターにもつなげるような形で新しい仕組みをつくりまして地域企業の一層の参入促進に努めてまいります。
 次に、富士市との連携、県市の役割分担の関係でございます。
 県は、国内外のCNFの開発動向などを見据えつつ、ふじのくにCNFフォーラムや我が国のみならず外国企業なども招いた総合展示会などを開催しております。とりわけ工業技術研究所を持っておりますことから、富士の工業技術支援センターを中核機関といたしまして地域企業の技術相談や技術指導、それだけではなくて大学や企業との具体的な研究開発に当たっているところでございます。
 一方、富士市では構想にありますように市の産業全体の活性化などを目的といたしまして情報発信や普及啓発、マッチング機会の創出、国、県、CNF推進グループ等との連携強化を打ち出しておりまして、その中にCNF推進員も活動するというような位置づけにしております。
 県といたしましては、それらは相対立するものではなくて重層的にこの効果を発揮する役割分担を果たしているものと考えておりまして、こうした重層的な役割分担のもと地域企業の新規参入を富士市とも一緒になって促してまいりたいというふうに考えております。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp