本会議会議録
議会補足文書
令和2年12月静岡県議会定例会
河原崎 聖(文化観光委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 12/21/2020 会派名: 自民改革会議 |
○議長(山田 誠君) 次は、文化観光委員会委員長 河原崎 聖君。
(十八番 河原崎 聖君登壇 拍手)
○十八番(河原崎 聖君) 文化観光委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百三十四号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」外一件及び請願第三号(その二)「子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」であります。
まず委員から、議案第百三十四号に関し文化施設等のデジタル化・安全安心対策事業の内容についてただしたところ、当局から、来館者の密集を避けるための事前予約システムやスマートフォン対応の音声ガイドシステムを導入しウイズコロナ時代においても安全・安心に利用できる文化施設の環境を整備する、また県立美術館の企画展及び常設展の見どころや代表的な収蔵品、地球環境史ミュージアムの貴重な標本などのデジタルコンテンツを充実させてインターネットに公開し自宅での鑑賞の機会を広げて興味を持っていただくことにより来館者数の増加につなげていくとの答弁がありました。
次に、駿河湾フェリーの経営改善戦略策定の方針についてただしたところ、駿河湾フェリーは地域経済に多大な効果をもたらす重要な社会資本であり、引き続き運航を継続していく必要があるため令和二年度から八年度の七年間を計画期間とした経営改善戦略を策定する、新型コロナウイルス感染症の影響が一定期間続き経営が大変厳しい状況になることが予想されこの期間については県と三市三町による負担を拡充せざるを得ないが、この戦略では現在検討している利用促進策や収支両面での見直しに取り組み安定的な経営による運航を継続させていくとの答弁がありました。
次に、感染症の拡大により大きな影響を受けた観光産業の回復に向けた取組についてただしたところ、これまで「今こそ!しずおか元気旅」では感染症の状況を見ながら対象を段階的に全国へ拡大し宿泊や周遊促進のための様々な事業に取り組んでいる、今後の事業展開については感染症の状況や国施策の動向、現場の声などを踏まえ補正予算を有効活用して観光産業の回復を図っていくとの答弁がありました。
次に、請願第三号(その二)に関し現在県が行っている私立学校への助成及び授業料負担軽減の状況についてただしたところ、令和二年度の経常費助成による児童生徒一人当たりの補助単価は高等学校が全国三位、中学校が四位、小学校が一位、幼稚園が十位であり高い水準に位置している、また令和二年度から国の就学支援金制度が拡充されたことで年収五百九十万円未満の世帯に対し全国私立学校の平均授業料相当額が国から支払われており、これに加え県単独の助成措置により年収七百万円未満の世帯までは授業料の実質無料化が実現している、これにより本県において無償化となる対象世帯の水準は東京都、愛知県、大阪府の三都府県に次ぐものであるとの答弁がありました。
そのほか、議案第百五十号に関し静岡県公立大学法人の定款を変更する理由、東静岡駅南口県有地の活用に向けた検討状況、新ビジョン評価書案に関し市町における自転車活用推進計画策定の取組状況、感染症流行下におけるスポーツイベント実施についての考え方、観光案内所の集約と営業、商談機能強化の具体的内容、コロナ禍におけるスポーツ・文化観光部の役割などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百三十四号及び第百五十号は全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定し、請願第三号(その二)は全員一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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