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平成28年2月静岡県議会定例会
提案理由等の説明 【 議員提出議案説明 】 発言日: 03/04/2016 会派名: |
○議長(吉川雄二君) 以上で質疑は終わりました。
報告します。書記に朗読させます。
(書 記 朗 読)
議員提出第1号議案「消防団の活動に協力する事業所等を応援する県税の特例に
関する条例の一部を改正する条例」の提出について
上記の議案を別紙のとおり、地方自治法第112条及び静岡県議会会議規則第14条第1項の規定によ
り提出します。
平成28年2月22日
静岡県議会議長 吉 川 雄 二 様
提出者 静岡県議会議員
小 楠 和 男 前 林 孝一良 大 石 裕 之 小 野 達 也
宮 城 也寸志 渡 瀬 典 幸
(提案理由)
円滑かつ安定的な消防団活動の確保に向けて、消防団活動に協力する事業所等を有する法人等への
支援を継続するとともに、当該法人等への支援を充実するため、適用対象法人の拡大や控除限度額の
引上げなど必要な改正を行うものである。
(以下掲載省略)
○議長(吉川雄二君) お諮りします。
議事日程に追加して、ただいま報告した議員提出議案第一号を議題とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(吉川雄二君) 異議なしと認め、そのように決定しました。
議員提出議案第一号を議題とし、説明を求めます。
五十七番 小楠和男君。
(五十七番 小楠和男君登壇 拍手)
○五十七番(小楠和男君) 議員提出第一号議案「消防団の活動に協力する事業所等を応援する県税の特例に関する条例の一部を改正する条例」につきまして、提出者を代表し提案理由を御説明申し上げます。
現行条例は、地方防災のかなめである消防団の円滑かつ安定的な活動の確保を目的に消防団活動に協力する事業所等を有する法人等に対して事業税の特例を設けるものであり、平成二十三年に議員提案により制定しました。その後平成二十六年に二年間の適用期間の延長を行い本年度末に期限を迎えるものであります。
条例の施行により、事業税の控除を申請する際の要件の一つである消防団協力事業所の認定件数は条例施行直後の平成二十四年四月の百五十九件から平成二十七年四月現在で五百七件と三・二倍に増加し、全国順位も二十位から四位へと大幅に上昇しており、消防団員数については減少傾向にあるものの減少率は鈍化しております。
このように、条例の効果が着実にあらわれ始めていることから消防団活動に協力する事業所等への支援を継続し消防団員が活動しやすい環境の整備を進めていく必要があります。さらに消防団員における被雇用者の割合が全国平均を上回り雇用者側の理解と協力が不可欠な本県においては適用対象事業者を拡大するとともに、事業者にとってより使いやすい制度にしていくことなど支援内容をさらに充実していくことが求められております。こうした状況を踏まえ今回条例の一部を改正する条例を提案するものであります。
改正の内容は、適用期間を三年間延長するとともに、これまで適用対象であった資本金または出資金の額が一億円以下の全ての法人に加え出資金の額が一億円を超える農協や漁協などの特別法人まで対象を広げること。さらに十万円までを限度としていた控除額を百万円まで引き上げることなどであります。
今回の改正により、従業員の消防団への加入や消防団員としての活動に対する事業者の理解が深まり円滑かつ安定的な消防団活動の確保が図られ地域防災体制の充実強化につながるものと考えます。
何とぞ提案の趣旨を御理解いただき、全議員の御賛同をいただきますことをお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。(拍手)
○議長(吉川雄二君) 以上で説明は終わりました。
提案者の説明に対し質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
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