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令和4年6月静岡県議会定例会
江間 治人(文教警察委員会委員長) 【 委員長報告 】 発言日: 07/01/2022 会派名: |
○議長(藪田宏行君) 次は、文教警察委員会委員長 江間治人君。
(四十七番 江間治人君登壇 拍手)
○四十七番(江間治人君) 文教警察委員会における審査等の概要と結果について御報告をいたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第八十六号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」外四件であります。
最初に、公安委員会関係から申し上げます。
まず委員から、議案第八十六号に関し留置場内での抗原定性検査キットの数量積算根拠及び新型コロナウイルスによる影響についてただしたところ、当局から、過去の収容実績に基づく来年三月末までの被留置者の収容見込数から積算をした、またこれまで全被留置者に対し留置開始時に検温や体調観察等を行うとともに感染が疑われる場合には速やかに医療機関でPCR検査等を受けさせてきたが、本年五月以降オミクロン株による複数の陽性者が確認されたため今回全新規被留置者に抗原定性検査を実施するための予算を計上することとしたとの答弁がありました。
次に、信号灯器の設置に関し既設数の見直し及び更新における課題についてただしたところ、信号灯器は令和三年度末時点で県内の交差点や横断歩道等約六千八百か所に約八万二千灯を設置している、これらの中には設置場所が変形交差点や見にくい場所であることなどから一流入路に二灯設置しているところもあるが平成二十七年度に警察庁から視認性の高いLED灯器の普及等により一流入路一灯設置の原則が示されたのでLED化への改良に合わせて設置数を見直している、また信号灯器の更新における課題としては信号制御機の更新がある、現在県内に約六千八百基を設置しているがうち約一九・三%、千三百基が警察庁が示す更新基準である設置後十九年を超過している、現在年間約三百基の信号制御機を更新していることから引き続き同数程度の更新を継続的に行っていくとの答弁がありました。
そのほか、コロナ禍における柔剣道の稽古、特殊詐欺の被害防止対策と検挙率向上のための取組、議案第八十八号に関し警察官増員の期間の考え方及び延長の可能性などについても質疑等がありました。
次に、教育委員会関係について申し上げます。
議案第八十六号に関し給食費等高騰緊急対策事業費の積算根拠及び食材費の上昇による保護者への影響についてただしたところ、予算額は民間調査会社の価格改定動向調査や他県の状況などを勘案し年間食材費上昇率を前年度比一〇%と見込み積算をした、また本事業はこれまでどおりの学校給食等を実施するため食材費増額分を全額公費負担するものであることから本年度新たな保護者負担は生じないとの答弁がありました。
これに対し委員から、予算の不足等が年度途中で生じるようなことがあれば補正予算も含めて対応をお願いするとの意見がありました。
次に、新県立中央図書館への県産木材の活用に関し基準となる木材使用目標値についてただしたところ、県では木使い推進プランで公共施設における県産木材利用の目標値を定めておりこのプランでは内装等の木質化で一平方メートル当たり〇・〇一立方メートルを目標としているので建築面積二万平方メートル弱の新県立中央図書館の場合には約二百立方メートルとなるとの答弁がありました。
これに対し委員から、新県立中央図書館における県産木材の使用については今まで取り決めた図書館機能の低下や総工費予算額の増大につながることのないようにとの意見がありました。
そのほか、議案第百号及び第百一号に関しノート型パソコン、タブレット端末の購入先、運動部活動の地域移行の取組状況、県立高校における空調設備の運用方針についても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしまして議案第八十六号、第八十八号、第九十三号、第百号及び第百一号は全員一致をもってそれぞれ原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
○議長(藪田宏行君) 以上で常任委員長の報告は終わりました。
常任委員長の報告に対し、質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○議長(藪田宏行君) 質疑はないものと認めます。
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