本会議会議録

答弁文書

令和３年２月静岡県議会定例会

山﨑　真之輔議員(ふじのくに県民クラブ)の代表質問に対する答弁

（質問日:02/25/2021番目）

答弁者

：

経営管理部長

○副議長（良知淳行君）　杉山経営管理部長。
○経営管理部長（杉山浩一君）　これからの行政経営の在り方についてのうち、内部統制制度の導入に伴う適正な事務執行についてお答えいたします。
　内部統制制度におきましては、ＰＤＣＡサイクルを確立しこれを回すことによってリスクの発生可能性を抑え事務の適正な執行を確保していくことが極めて重要だと認識しております。
　昨年四月の制度導入以降各所属においてリスクの抽出を行いますとともに防止策を検討しリスクを意識した業務執行に取り組んでおります。今後年度末には自己評価を実施し監査委員との意見交換で頂いた御意見等も踏まえ内部統制評価報告書を作成してまいります。
　制度の運用に当たりましては、副知事を本部長とする推進本部会議を設けるなどこれまでのコンプライアンスの取組と連動させるとともに、職員の意識の向上を図るためコンプライアンスミーティング等の機会を生かした周知徹底に努めているところであります。
　県といたしましては、まずは内部統制の取組を年間を通じて実施した上でチェックリストの見直しや研修の実施などにより実効性を高めることで県民の皆様の県行政に対する信頼や行政サービスの品質の確保を図ってまいります。
　次に、進取の意識改革による課題解決の促進についてであります。
　複雑多様化する行政課題を解決するためには、政策形成に際しより多くの県民の皆様の参画を頂き従来の考え方にとらわれない新たな視点で、例えばゲーミフィケーションといった手法を積極的に活用していくことが重要であると認識しております。
　本県でも防災意識の向上や地球温暖化防止の施策におきましてアプリケーションを活用した疑似体験やポイント付与等のゲーム的要素を取り入れるなど一部にゲーミフィケーションの考え方を取り込んだ施策を展開してはおります。一方で本年度は県民の皆様と対面するイベントの開催見直しなど従来の取組手法を転換する必要が生じており、今後の施策の立案、実施に際しましては新たな視点によるアプローチがこれまで以上に求められているというふうに考えております。
　県といたしましては、新しい価値観に対応した柔軟な発想による施策の立案が可能となるようＳＮＳを活用した若者との情報交換やアイデアソンなどアイデア創出の取組を実施するとともに、チャレンジを促す各種研修の開催等を通じて職員の意識改革を図り変化を先取りする行政経営の実現に努めてまいります。以上であります。

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