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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年2月静岡県議会定例会 質問


質問者:

平賀 高成 議員

質問分類

質疑

質問日:

03/04/2016

会派名:

日本共産党静岡県議会議員団


質疑・質問事項:

1 第一号議案「平成二十八年度静岡県一般会計予算」について
(1) 富士山静岡空港新幹線新駅関係費
(2) 福祉医療費助成関連事業


○議長(吉川雄二君) 次に、議案に対する質疑を行います。
 通告により、一番 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 第一号議案二〇一六年度一般会計予算について、二点にわたって質問いたします。
 初めに、富士山静岡空港新幹線新駅関係費についてであります。
 今回、静岡空港新幹線新駅建設のために県単独事業予備費で十億円の予算が計上され、JRとの合意が調った場合鉄道施設や駅前広場の測量設計、設置効果調査などを行うと想定されています。昨年の九月議会において六百万円の新幹線空港新駅建設のための調査費が計上されたときにも、まず需要予測を行い採算が合う事業であるのかどうなのかを判断した上で行うべきであるという質疑に対して、県は「技術検討委員会での検討を踏まえ概算費用を出し費用を算定した後、引き続いて需要予測についても実施したいというふうに考えております」と御答弁をしています。
 巨額の事業を実施する際には、明確な判断材料に基づく意思決定があって事業が始まるというのが本来のあり方であり、今回のように一体となった提案は初めに建設ありきになるのではないでしょうか。今回十億円の予備費の想定として設置効果調査ほかを行うとありますが需要予測も想定しているのでしょうか。もし想定していないというのなら需要予測をしないで見切り発車ということになりますし、想定しているというのならそれを明らかにするのが大前提であります。答弁を求めます。
 また、新幹線空港新駅を建設するためには第一高尾山トンネルと第二高尾山トンネルに並行して上下線合わせて新たに四本のトンネルをつくる大工事となるという報道もあります。建設費用はどのくらいを想定しているのか伺います。さらに今回新駅完成時期は明確に説明がありませんが完成時期の想定はいつなのか伺います。
 次に、福祉医療費助成関連事業について伺います。
 この事業は、子供、母子家庭等及び重度障害者の医療費を補助する市町に対し助成することにより子育て家庭、母子家庭等重度障害者(児童)の経済的負担を軽減するとしております。ところがこども医療費助成については現物給付方式とはなっていますが中学三年生まで一回につき五百円、月四回まで。入院については一日当たり五百円の窓口負担があります。
 また、母子家庭等については自動償還払い、重度障害者(児童)については一医療機関当たり月五百円の負担のある自動償還払いとなっております。自動償還払いは窓口での一定の自己負担をしなければならず後で戻ってくるにしてもそのお金を一時立てかえること自体が病院にかかりづらくしております。母子家庭等、重度障害者(児童)の方たちこそ経済的に大変な人たちであり、事業の趣旨から言っても自動償還払いではなく現物給付方式に切りかえ自己負担もなくすことが求められます。今回の予算においても母子家庭等や重度障害者(児童)はこれまでと同様に自動償還払いとなっていますが、その理由について伺います。以上です。
○議長(吉川雄二君) 野知交通基盤部長。
       (交通基盤部長 野知泰裕君登壇)
○交通基盤部長(野知泰裕君) 平賀議員にお答えいたします。
 第一号議案「平成二十八年度静岡県一般会計予算」についてのうち、富士山静岡空港新幹線新駅関係費についてであります。
 県では、本年度トンネル技術の粋をきわめた専門家から成る技術検討委員会により検討を進め、先月新幹線空港新駅が技術的に施工可能であるという結果を得たところであります。この検討結果をもとにJR東海への説明資料を取りまとめの上JR東海の考え方もお聞きしながら需要予測を行うとともに、新駅設置によるさまざまな効果について調査を行うことを想定しております。新駅の建設費用につきましては技術検討資料をもとに鉄道施設や駅舎、連絡通路、駅前広場など新駅関連施設について積算作業を行い概略の費用を算定してまいります。新駅の完成時期につきましては二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせた新駅の実現を目指してまいります。
 県といたしましては、当初予算案に計上いたしました県単独事業予備費についてJR東海との合意形成が調い次第県議会の皆様の御了承をいただいた上で執行してまいりますので、引き続き皆様の御支援を賜りますようお願い申し上げます。以上であります。
○議長(吉川雄二君) 山口健康福祉部長。
       (健康福祉部長 山口重則君登壇)
○健康福祉部長(山口重則君) 第一号議案「平成二十八年度静岡県一般会計予算」についてのうち、福祉医療費助成関連事業についてお答えいたします。
 福祉医療費助成のうち、母子家庭等医療費助成や重度障害者(児)医療費助成につきましては自動償還払い方式となっております。事業の実施主体である市町が現物給付方式を採用した場合、市町の国民健康保険事業に交付される国庫負担金が減額され新たな財政負担が発生するほか、県内全ての医療機関に電算システムの改修について理解を得る必要があるなどの課題があります。
 県といたしましては、現物給付方式が導入できるようこれまでも国に対して国民健康保険事業に交付される国庫負担金の減額措置の廃止を強く要望しておりますが現時点において改善されておりません。こうした理由から母子家庭等医療費助成及び重度障害者(児)医療費助成につきましては自動償還払い方式としております。以上であります。
○議長(吉川雄二君) 平賀高成君。
       (一番 平賀高成君登壇)
○一番(平賀高成君) 再質問を行います。
 新幹線新駅の建設の問題について、答弁ではいろいろ検討をしてJR等とも交渉をしていくというこういうふうな趣旨の答弁だったと思いますが、私は新駅を建設するに当たってやはり少なくともJRに対して納得がいくようなそういう説明をしなければ合意することはできません。ですから当然そういう明確な判断材料を示して交渉していると思いますのでぜひその資料をはっきりと答えていただきたいと思います。
 それから、JR東海にとって最大の関心事というのはダイヤ編成の困難さよりも新駅をつくることによってこれは経営上どれだけプラスになるのかどうなのかだと思います。県内で新幹線の駅で例えば新富士駅。二〇一三年の資料によりますと四千八百二人の一日の乗降客で年間百七十五万人です。東海道新幹線で最も少ない駅はこれは岐阜羽島駅で一日当たり二千八百十八人、年間で百二万人です。この上に立って二点加えて伺います。
 少なくとも富士山静岡空港新駅で年間百万人を超えるとこういうふうに想定しているのか。またJRが難色を示した場合、駅の維持管理費についても負担するのか、二点についてお願いします。
○議長(吉川雄二君) 平賀高成君、時間です。
 野知交通基盤部長。
○交通基盤部長(野知泰裕君) 富士山静岡空港新幹線新駅関係費の再質問についてお答えいたします。
 JRからの理解についてでございますけれども、JR東海は先ほど議員からも御指摘がありましたように高密なダイヤを理由に現状では新駅の設置は不可能という見解を示しております。しかしながら富士山静岡空港につきましては国の交通政策審議会の中間取りまとめにおきましても首都圏空港の機能強化策としても具体的な活用方策について言及されますとともに、また二十六年三月の国の中央防災会議におきましても災害応急活動を展開する上での大規模な広域防災拠点としての位置づけがされるという点がございまして、国家レベルでも非常に重要な位置にあるということが認識されているところでございます。
 県といたしましては、県議会を初めといたしまして関係市町また県民の皆様の御協力をいただきながらこの富士山静岡空港の機能を高める新幹線新駅、これにつきましては県だけではなく国にとっても重要な基盤であるということにつきまして、JR東海に対してまたメリットを十分御理解いただけるように粘り強く働きかけてまいりたいというふうに思っております。
 また、JR東海の立場としては公式上はそのことについて私ども静岡県のほうに言われているというところがございますものですから、特に経営上の問題ということについては現在は指摘をされておりません。今後のJRとの協議の中でいろいろな点について協議をすることになると思いますので、それについて県として適切に対応していきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(吉川雄二君) これで平賀高成君の質疑は終わりました。
 以上で質疑及び一般質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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