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本会議会議録

議会補足文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用




令和3年2月静岡県議会定例会
早川 育子討論
発言日: 03/17/2021
会派名: 公明党静岡県議団


○議長(山田 誠君) 次に、六十九番 早川育子君。
       (六十九番 早川育子君登壇 拍手)
○六十九番(早川育子君) 私は、公明党静岡県議団を代表して本定例会に知事から提出されました第一号議案「令和三年度静岡県一般会計予算」、補正予算、特別会計及び企業会計予算ほか条例など全ての議案に賛成の立場から意見を付し討論いたします。
 討論の前に一言申します。教職員の不祥事が後を絶たず、ゆゆしき事態であります。教職員懲戒処分の基準を見直すという厳しい対処を求めますが、大切なのは教育とは人を育てるという尊い行いであり、教師一人一人が今再び自身の原点に立ち返り使命と自覚に奮い立つことではないでしょうか。教職員の置かれている環境を整備するとともに、尊い使命ある仕事に身を置いているとの意識を醸成し襟を正していただきたいと申し添えます。
 討論に入ります。
 まず初めに、第一号議案「令和三年度静岡県一般会計予算」及び第四十二号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」です。
 昨年十二月十八日、公明党静岡県議団ではさらなる新型コロナウイルス感染症対策として五十二項目、新年度予算編成に対し安全・安心社会の実現など六つの主要テーマで二百六項目にわたり要望させていただきました。令和二年度はまさしく人類史上に残る新型コロナウイルス感染症の脅威との飽くなき闘争の一年でした。医療従事者等への過度な負担、感染予防のためあらゆる行事の中止、観光業、飲食業を中心とした経済の落ち込み、家族との交流も著しく制限され長期にわたる緊張感とともに耐えに耐え抜いた一年でした。改めて最前線で御尽力くださる医療従事者をはじめ全ての関係者に感謝申し上げます。
 令和三年度は、こうした状況を打開し新しい時代を見据えた力強い施策が求められます。二月補正予算と合わせて新年度予算が一体となり、私ども会派の要望が随所に反映された編成となっていると評価いたします。
 具体的には、新型コロナウイルス感染症対策として引き続き医療提供体制の確保に加え医療従事者等への負担軽減に取り組まれることに期待をいたします。代表質問で取り上げた自宅療養者へのパルスオキシメーターの貸出しや日常生活用品の配付も行うことになり、自宅療養者への手厚い対応が充実すると評価いたします。ワクチン接種やコールセンター運営が的確に進められ終息に向かうことを願ってやみません。また相手のことを思いやり行動する心のユニバーサルデザインの実践により誹謗中傷が根絶されるよう強く要望いたします。
 地震・津波対策として多発、激甚化する自然災害による犠牲者を減らし新しい生活様式による分散避難を行うために新たな避難先の創出と機能強化や環境改善が行われ、さらに個別避難を確実に推進するための「わたしの避難計画」普及事業が展開されます。市町と十分な連携をとるとともに、防災アプリ「静岡県防災」に連動させ多くの県民の避難計画に活用されることを期待いたします。
 コロナ禍にあり少子高齢人口減少は喫緊の課題であり、これまで我が会派が求めてきた結婚から妊娠、出産、子育てへの切れ目ない支援が推進されるとともに、関係人口の創出、移住・定住の推進や新たな雇用の創出等の取組により人口減少に歯止めがかかり豊かな静岡県が構築されることを望みます。またコロナ禍の厳しい経済状況の中で中小企業向け制度融資や事業承継支援事業、デジタル化・事業転換等促進費助成は県内経済を支える多くの中小企業に対する重要な支援であり、継続して迅速かつ丁寧な対応をお願いいたします。
 先日、日本一を誇る本県の茶産出額が初めて鹿児島県にその座を譲ったとの衝撃的なニュースが入りました。静岡茶の新たな価値創造を図るChaOIプロジェクトの成果が確実に発揮されるよう期待いたします。花の都づくり、広域経済圏山の州くににおける需要確保等あらゆる角度から静岡県の魅力が生かされた農林水産業支援、新しい生活様式に呼応した観光産業の振興やワーケーションの推進は会派代表質問での意見を反映したものと評価いたします。
 ゼロカーボンシティー宣言はこれまで強く求めてきたものであり、新エネルギー政策や食品ロス対策、海洋プラスチックごみ対策など具体的に推進されることになると期待をいたします。
 静岡視覚障害特別支援学校へ並置する静岡北特別支援学校分校整備をはじめ今後予定する特別支援学校整備では、関係者の意見を十分に反映するよう強く求めておきます。また長年要望してきた夜間中学は県立夜間中学――ナイトスクールプログラムとして令和五年四月開校を目指すことになり、評価するとともに着実な推進を願います。さらにGIGAスクール構想実現に向け、ハード整備の推進に併せてネット社会から子供を守る対策が行われることを求めます。
 新県立中央図書館、動物管理指導センター、遠州灘海浜公園篠原地区新野球場等の整備に当たっては新しい生活様式に即し推進されることを期待します。
 以上主な事業に触れましたが、感染拡大防止とともに経済の再生が重要課題であり、三百八十二億円の財源不足の厳しい現況下ですが、県民の生命財産を守り県民に寄り添う心温かな対応で着実に進められることを期待し賛成といたします。
 次に、第十八号議案「静岡県部設置条例の一部を改正する条例」です。
 この改正は、新型コロナウイルス感染症への対策を強化するため健康福祉部に感染症対策局を、また県行政のデジタル化や各分野のデジタル施策を推進するため知事直轄組織にデジタル戦略局を設置するものです。いずれも代表質問や会派要望で求めていたものであり、県政の喫緊の課題に取り組むため重要な改正でありスピード感ある対応を求め賛成します。
 第三十七号議案「公立大学法人静岡社会健康医学大学院大学に係る中期目標の制定について」です。
 いよいよ本年四月待望の開校となりますが、健康長寿日本一を目指す静岡県の人材を育成するとともに、研究成果を地域社会に還元するとの中期目標達成に向け県民のための大学院大学としてその使命を果たしていただきたいと期待いたします。
 第六十四号議案静岡県南アルプス環境基金条例は、南アルプスの環境保全に関する知識の普及や活動の促進等に要する費用に充てるための基金の創設です。ユネスコエコパーク認定と併せてリニア中央新幹線工事にかかる審議の中で豊かな自然環境の保全の重要性が再認識されています。本条例制定により多くの方がサポーターとなり、南アルプスの自然に触れ環境保全がさらに促進されることを大いに期待いたします。
 以上、全ての事業が速やかに実行され令和三年度が皆で知恵を出し合い手と手を携え、この困難な状況を克服しSDGsの目指す誰一人取り残さない社会となるよう期待し若干の意見を付し賛成討論といたします。議員の皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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