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平成28年12月静岡県議会定例会
渡瀬 典幸(総務委員会) 【 委員長報告 】 発言日: 12/21/2016 会派名: 自民改革会議 |
○出 席 議 員(六十九名)
○欠 席 議 員(な し)
○議長(鈴木洋佑君) ただいまから会議を開きます。
議事日程により、常任委員会に付託した知事提出議案第百三十六号から第百七十一号まで及び請願三件を一括して議題とします。
各常任委員長から委員会審査の経過並びに結果の報告を求めます。
最初に、総務委員会委員長 渡瀬典幸君。
(四十七番 渡瀬典幸君登壇 拍手)
○四十七番(渡瀬典幸君) おはようございます。総務委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
今回、当委員会に付託されました案件は、第百三十六号議案「平成二十八年度静岡県一般会計補正予算」外六件及び請願第一号(その一)「教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための請願」であります。
最初に、経営管理部関係から申し上げます。
まず委員から、個人住民税の徴収対策に関する市町への支援についてただしたところ、当局から、本年度、徴収対策に関する情報を集積、共有する場として総合行政ネットワーク LGWAN内に掲示板を開設した、この掲示板に執行指針や要綱等のひな形、各種財産調査の様式、先進的な取り組み事例などの有効な情報を常時掲載し市町との情報共有を行っている、また県職員の市町への短期派遣については市町が必要とする支援内容との十分なマッチングを図れるよう、徴収体制が脆弱な場合は共同で滞納整理を行うために派遣回数をふやし、新任職員の研修が必要な場合には年度当初に集中して派遣するなど支援内容、時期等を考慮した効果的な派遣を行っていくとの答弁がありました。
次に、今年度から実施している県職員を対象としたストレスチェック事業に関し職員へのサポート及び今後の対応についてただしたところ、ストレスチェック検査で心身のストレス反応が高いと判断された職員に対しては本人宛てのメールでカウンセラーによる面接を複数回にわたって勧めるとともに、相談窓口等に関する情報提供を行っている、また今後はストレスチェック検査等の結果に基づき専門家による職場環境等の検証を行い、所属長に対して職場内の環境改善に関する助言指導を実施していきたいとの答弁がありました。
そのほか、議案第百六十九号に関し宝くじの発売限度額の設定の考え方、議案第百七十一号に関し静岡県土地利用審査会委員候補者が務める他の審査会委員等との兼任の妥当性、平成二十九年度当初予算編成方針を踏まえた県職員の時間外労働の是正に向けた取り組み、総合計画後期アクションプラン及び美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生総合戦略の数値目標の達成状況などについても質疑等がありました。
次に、危機管理部、出納局、人事委員会及び監査委員関係について申し上げます。
まず、議案第百三十六号に関し静岡県防災情報システム強化事業費の具体的内容及び期待される効果についてただしたところ、県災害対策本部、方面本部等の防災情報システムの改修を行うものであり、平成二十一年度に県の総合庁舎等に整備した賀茂、東・中・西部の四方面本部の高所カメラを高感度化し、これにより夜間でも火災発生場所の確認や津波到達の有無などの必要な情報の収集が可能となる、また県災害対策本部、方面本部において国、他県等の応援要員等が使用するインターネット環境を整備するとともに、ふじのくに防災情報共有システム FUJISANを利用するためのパソコンやプリンターを購入するなど応援要員への通信環境、器材の配備等により迅速な情報共有が可能となるとの答弁がありました。
次に、請願第一号(その一)に関し地震・津波、浜岡原子力発電所の事故に対する避難計画、安全対策の策定状況及び情報公開の現況についてただしたところ、地震・津波に対しては地震・津波対策アクションプログラム二〇一三に基づき沿岸二十一市町のうち十七市町が津波避難計画を策定済みであり、残る四市町は今年度末までに策定予定である、なお計画を策定した市町は住民への説明、ホームページへの掲載、ハザードマップの配布等により情報を公開している、また浜岡原子力発電所の事故に対してはことし三月に国、県、市町が共同して浜岡地域原子力災害広域避難計画を策定し情報を公開している、その計画の中に学校等の避難等という項目を設け、PAZ圏、UPZ圏ごとに学校や保育所等の対応を示しているとの答弁がありました。
そのほか、地震防災センターのリニューアルの内容、市町のBCP策定状況と県の役割、集中総務事務における個人情報の管理、職員の勤務条件等に関する諸課題などについても質疑等がありました。
以上が当委員会における審査等の概要でありますが、結果といたしましては議案第百三十六号、第百四十五号、第百四十八号、第百四十九号及び第百六十九号から第百七十一号までは全員一致をもって、それぞれ原案どおり可決または同意すべきものと決定し、請願第一号(その一)は全員一致をもって不採択とすべきものと決定いたしました。以上で委員長報告を終わります。(拍手)
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