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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年2月静岡県議会定例会

中澤 通訓 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/24/2023番目)
答 弁 者教育長


○教育長(池上重弘君) 教育行政についてのうち、教員の充足に向けた取組についてお答えいたします。
 本県の教員採用選考試験の倍率は全国平均を上回るものの昨年度は全校種で四・二倍、本年度は四・〇倍と微減傾向にあります。今後少子化の進行によりさらなる低下が見込まれ、幅広い年代から多くの受験者を確保し質の高い人材を採用することが課題となっております。
 このため、中学生から大学生までを対象に若手教員と直接話す場を設けるなど教員を身近に感じる機会を増やし、教職を目指す若年層の裾野の拡大に努めております。また他の世代と比べて職員数が少ない四十歳代をはじめとした年齢層を確保するため特別免許状を活用した博士号取得者、民間企業経験者等の採用や、他県の公立学校正規教員の経験者には面接試験だけの特別選考を実施しており今後も多様な経験を有する優れた人材の確保に注力してまいります。
 試験制度の改善策といたしましては、まずは議員御提案の早期化について試験日程を数か月早める案を静岡市や浜松市と共に協議しております。早い時期に合格が決まることで民間企業等に比べ合格時期が遅いことを不安に感じる学生が減り、また採用までゆとりを持って教職への準備もできるため大学と教育実習の時期等の調整も行いながら可能な限り早期に実現するよう努めております。
 さらに、試験の複数回実施につきまして受験機会が増えることで受験者の増加が見込まれます。そのため他県の状況も踏まえながら、応募が少ない教科等での複数回の実施や一次試験を大学三年次と四年次の二回受験できる方法などの研究にも取り組んでまいります。
 本年四月時点の教員の充足につきましては全校種で必要な採用者数を確保できており、急な病気で代替者が見つからない場合等を除き学級担任や授業を行う教員を確保できると見込んでおります。
 県教育委員会といたしましては、早期化をはじめとした試験制度の改善を積極的に進め将来にわたって本県の教育を支える質の高い人材の確保に努めてまいります。
 次に、学校におけるタブレット端末の利用についてであります。
 GIGAスクール構想の推進に伴い県内の小中学校にタブレット端末が整備され、学校現場におけるICTの活用が進んでおります。課題を探求する場面で多様な意見の把握や画面上でのまとめが円滑に行われるようになるなど話合いが充実し、児童生徒の思考力や判断力が高まったり表現力が豊かになるなど教育的な効果が現れております。さらに質の高い教育効果が得られるよう外国語の発音の確認や視覚的な図形の把握、動画による実験の分析、考察などICTの特性を生かせる場面を中心に端末の効果的な活用を進めてまいります。
 一方、端末の導入以前から小中学生の視力は低下傾向が続いており議員御指摘のとおりICTの活用を進める上で児童生徒の目の健康に配慮することは重要であります。
 これまで、目と画面との距離を離す、長時間の利用を避ける、就寝前の利用を控えるなど学校や家庭で端末を活用する際に配慮すべき事項について市町教育委員会に情報提供を行っているところでありますが、健康に配慮した活用が一層徹底されるよう管理職や養護教諭など様々な立場の教職員に対する研修の場を通じて啓発してまいります。
 県教育委員会といたしましては、引き続き健康に配慮しながら従来の教育の実践とICTを最適に組み合わせて有効に活用することにより、Society5・0時代を生きる子供たちが豊かな人生を切り開き持続可能な社会のつくり手となるよう学びの充実を図ってまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp