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令和2年6月静岡県議会定例会 質問
質問者: | 鈴木 節子 議員 | |
質問分類 | 質疑 | |
質問日: | 06/18/2020 | |
会派名: | 日本共産党静岡県議会議員団 | |
質疑・質問事項: | 1 第八四号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」につい て (1) 新型コロナウイルス感染症対策事業費 o 医療従事者等に対する慰労金 (2) 新型コロナウイルス感染症対策事業費助成 ア 有症患者受入医療機関運営費助成 イ 医療従事者宿泊費助成 |
○議長(山田 誠君) 次に、一番 鈴木節子君。
(一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) おはようございます。日本共産党の鈴木節子です。
私は、通告に従い第八十四号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」について質疑を行います。
まず初めに、新型コロナウイルス感染症対策事業費のうち、医療従事者等に対する慰労金について伺います。
新型コロナ感染症の患者を受け入れ治療に当たる医療機関従事者は自ら感染するリスクを負いながらも治癒するまで献身的に治療に専念していただき、その労に感謝しねぎらう意味での慰労金だと解釈しています。数点質問します。
この慰労金の趣旨、目的はどういうものか、医療従事者とは新型コロナウイルス感染症患者受入れ病院のほかPCRセンター等入院、外来とも患者に接する感染症対応の従事者か、医師、看護師、検査技師、看護助手等職種や雇用形態も問わないのか、その他職員も含むのか、給付費が五万円から二十万円の幅がありますが医療機関の種類別、入院、外来、その他区分の内訳を伺います。
次に、新型コロナウイルス感染症対策事業助成のうち、有症患者受入医療機関運営費助成について伺います。
内容は有症患者を迅速に受け入れるため空床確保料として相当額を補助するものです。さきの補正で一般病床一床当たり一日約一万六千円に県の独自予算を増額して三万二千円に引き上げ、ICUは国基準どおり一日九万七千円の助成を行うものです。
質問は、一点目に確保すべきベッドは何床必要と想定し、いつまでどの程度維持するのか。二点目、有症患者を受け入れるための病床確保という定義は一部の病床を確保した場合その他いろいろなケースが想定されますけれども、どのような解釈を行うのか。三点目、空床に伴う減収が病院経営を圧迫していますが、その減収に相当する額なのか。四点目、県が一般病床に上乗せ助成に至った背景、経緯を伺います。
続いて、医療従事者宿泊費助成について伺います。
感染症の拡大ピーク時は医師、看護師等医療従事者は帰宅して家にウイルスを持ち込みたくない、自宅でいる高齢者、子供、持病を持っている家族に感染させたくないとの思いから家に帰らず車中泊していたとか自費でホテルに宿泊していたなど自衛策を取っておられました。自分への感染というリスクも抱えながら精神的、肉体的ストレスに追い詰められていたにもかかわらず献身的に業務に努めていただきました。この宿泊費助成は多くの医療従事者が待ち望んでいた事業です。
質問いたします。一点目、支給対象となる医療機関は入院、外来とも感染症患者を受け入れた医療機関となるのか。二点目、医療従事者とは医師、看護師、看護助手、検査技師等含め正規、非正規問わず全ての医療従事者か。三点目、宿泊費助成は勤務当日だけでなく連続した宿泊も対象となるのかなど基準を伺います。以上、答弁を求めます。
○議長(山田 誠君) 藤原健康福祉部長。
(健康福祉部長 藤原 学君登壇)
○健康福祉部長(藤原 学君) 鈴木節子議員にお答えいたします。
第八十四号議案「令和二年度静岡県一般会計補正予算」についてのうち、新型コロナウイルス感染症対策事業費についてであります。
医療従事者等に対する慰労金についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、収束に向けてウイルスに立ち向かう医療従事者等に対し給付するものであります。
事業の詳細につきましては国において検討がなされているところであり、支給額につきましては新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れる医療機関等に勤務し患者と接する医療従事者や職員には最大二十万円、その他の病院、診療所等に勤務する医療従事者等には五万円とされる見込みであります。職種や雇用形態等の要件につきましては、今後国からの通知等により確認してまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症対策事業費助成についてのうち、有症患者受入医療機関運営費助成についてであります。
感染症患者の受入れのために確保した二百床の病床を含め今後の感染拡大の際に必要と想定する四百床について年度内の確保に必要な経費を計上しております。助成対象となる病床につきましては、新型コロナウイルスに感染した患者を受け入れる病床が対象となります。
病床確保経費の積算につきましては、国の一般病床の補償単価額が日額一万六千円であり、県の試算による県内入院患者の一日平均医療費三万二千七百五十三円と比較して著しく低いため県独自の上乗せ助成を行い対象病院の負担軽減を図ることといたしました。
次に、医療従事者宿泊費助成についてであります。
対象となる医療機関につきましては、新型コロナウイルス感染症入院患者を受け入れた病院、帰国者・接触者外来を設置した病院であります。
医療従事者につきましては、職種や正規、非正規といった雇用形態を問わず新型コロナウイルス感染症に対応したと病院長が認める全ての医療従事者が対象となります。また宿泊につきましては、勤務当日以降で病院長が必要と認める日数が対象となります。以上であります。
○議長(山田 誠君) これで鈴木節子君の質疑は終わりました。
以上で質疑は終わりました。
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