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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和5年6月静岡県議会定例会

望月 香世子 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/30/2023番目)
答 弁 者知事


○議長(中沢公彦君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 清水港カーボンニュートラルポートの形成に向けた取組についてお答えいたします。
 清水港は世界に開かれた貿易港でございます。ものづくり県静岡の産業や経済を支える重要な物流拠点でもあります。また地元経済界が中心となって進めていただいた継続的な誘致活動により多くのクルーズ船が寄港するなど国内外から観光客が訪れるにぎわいの拠点でもあります。
 清水港は人流、物流の結節点であります。この清水港で脱炭素化に向けた先導的な取組を進めることは、本県が二〇五〇年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする脱炭素社会を実現していくために極めて重要であります。
 県では清水港とその周辺で事業活動を行う企業、団体、行政から成る協議会を設置し、クリーンエネルギーでつながる地域の未来を支えるスマートガーデンポートを目指して本年三月に議員御案内のとおり清水港カーボンニュートラルポート形成計画を策定、公表いたしました。
 清水港周辺では、計画策定以前から省エネルギー設備の導入など脱炭素化に向けた取組が進められておりまして、二酸化炭素の排出量は二〇一三年度の二十七・九万トンから二〇二一年度には二十六・二万トンとなりました。一・七万トンの削減が図られております。
 しかしながら、二〇五〇年に向けて排出量実質ゼロという高い目標を実現していくためには大胆に取組を進めることが重要です。そこでまずは二〇三〇年度に二酸化炭素排出量を二〇一三年度比で四七%削減する中間目標を設定し、この目標に向かって官民が連携して取り組んでまいります。
 具体的には、新興津地区における門型のコンテナクレーンの電動化や袖師地区における太陽光発電を利用したグリーン水素の供給、また清水港内における県営施設や民間施設の屋根を活用した太陽光発電施設の導入などを進めてまいります。
 排出量実質ゼロに向けましては、さらにMaOI機構等の海洋研究機関とも連携いたしまして新たな二酸化炭素吸収源となる藻場の造成や水素等をはじめとする次世代エネルギーの受入れ供給拠点の整備などにも取り組んでまいります。こうした清水港での取組を県民の皆様に理解を深めていただけますよう県内外に広く情報発信をいたしてまいります。
 県といたしましては、清水港が世界に誇る選ばれるスマートガーデンポートとして官民一丸となって力強く脱炭素化に向けた取組を実践し、先導的モデルとなることで、持続可能な地域社会の実現につなげてまいる所存でございます。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp