• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和4年2月静岡県議会定例会

鈴木 利幸 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/28/2022番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) ミカン新品種「春しずか」を生かした産地振興についてお答えをいたします。
 ミカンの新品種「春しずか」は、県と理化学研究所が共同で「青島温州」を基に開発した品種です。「青島温州」に比べ成熟が遅く十二月中旬から一月上旬が収穫時期となります。貯蔵中の浮皮や腐敗の発生が少ないため長期間の貯蔵に向き、三月上旬から四月上旬にかけて「青島温州」と同様のおいしさで出荷が可能となっております。県内では現在九産地十四か所で「春しずか」の現地実証を行っております。生産者からは浮皮が少なく味が良いと評価を頂いております。来月には果樹研究センターにおいて県内全域の生産者やJA技術員等を対象とした評価会を開催し、本格的な普及に着手してまいります。
 二月中旬から三月上旬まで出荷される長期間貯蔵の青島温州と三月上旬から四月上旬まで出荷できる「春しずか」を組み合わせることで、二月中旬から四月上旬まで安定して高品質な貯蔵ミカンを市場に供給することが可能となります。これによってこの時期のミカンの市場シェアを七〇%以上とするよう目指してまいります。これを実現するためには五百ヘクタールの栽培が必要であり、これに向けて年間三万本の苗木供給体制の構築に必要な経費を当初予算に計上し本議会にお諮りをしております。
 議員から御紹介のありましたJAみっかびのかんきつ集出荷施設では、AIを活用した画像センサーにより傷や腐りなどを検出、除外し品質がより均一化された商品を出荷するとともに、一箱ごとにバーコードを付与して生産から出荷までの過程を追跡することができる、いわゆるトレーサビリティーを確保しております。今後はこうした取組を県内産地に展開するとともに、輸送や卸売、小売などの事業者と連携をしてバリューチェーン全体で品質を保証する仕組みの構築に取り組んでまいります。
 県といたしましては、ミカン新品種「春しずか」の早期普及により静岡ミカンのブランド価値の向上を図り消費者の皆様から選ばれる日本一のミカン産地を実現してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp