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本会議会議録
議会補足文書
令和４年２月静岡県議会臨時会
| 早川 育子 【 討論 】 発言日： 02/04/2022 会派名： 公明党静岡県議団 |
○副議長（竹内良訓君） 次に、六十九番 早川育子君。
（六十九番 早川育子君登壇 拍手）
○六十九番（早川育子君） 私は、公明党静岡県議団を代表し本臨時議会に知事より提出されました第一号議案「令和三年度静岡県一般会計補正予算」に賛成の立場で若干の意見を添えて討論いたします。
県民の八割が二回目ワクチン接種を終了し一人一人が感染防止対策を徹底した結果、十二月には感染者数ゼロや一桁の日も見られ終息に向かい明るい兆しの中で令和四年を迎えました。ところが強力な感染力を持つオミクロン株が確認され想像を絶する勢いで感染が拡大し、県はまん延防止等重点措置を国に要請し一月二十七日より適用開始されました。しかし昨日の感染者数は千六百九十七人と過去最高となり病床占有率は約六〇％に上り緊迫した状況が続いております。
こうした状況の中、公明党静岡県議団として知事に対し九項目にわたる緊急要望を行いました。
今回の補正予算案は我が会派の要望に沿った内容が随所に盛り込まれております。医療提供体制の強化のうち新型コロナウイルスワクチン接種推進事業費助成では三回目のワクチン接種の大規模接種会場の設置運営費が計上されており、市町と連携し迅速な対応が望まれます。また無料ＰＣＲ検査等の継続は県民が切望していることであり、確実に推進していただきたいと思います。しかしＰＣＲ検査キットが全国的に不足し十分な体制が取れないことが心配されます。確実に検査が行えるよう機材の確保に努めるとともに、特に医療機関や福祉・介護施設等検査が不可欠な場面で滞りなく実施できるよう強く望みます。
新型コロナウイルス感染症対策事業費及び事業費助成では、宿泊療養施設の増設、受入れ病床の確保に努めることになり感染拡大へ迅速に対応できる体制の確保につながると期待をいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止協力促進事業費助成は、営業時間の短縮要請等に応じた飲食店に対して協力金を支払うものです。ふじのくに安全・安心認証店は酒類の提供の有無により営業時間を選択できることになりますが、酒類を提供しない場合非認証店と同じ扱いになることに関係者から、苦労して認証を受けた意味がないと厳しい意見がありました。一月三十一日現在約一万九千件あると推定される飲食店のうち、一万四千九百三十九件が認証を受けています。感染拡大防止の観点から、認証を受けている店舗の不利益にならないような支援に加え今後認証を受ける店舗を増やす取組を加速化すべきと考えます。
さらに、中小企業等応援金事業費助成はまん延防止等重点措置に伴い売上げが減少した中小企業等へ事業が継続できるよう支援する県独自の新規事業で、会派での要望が反映され評価いたします。
こうした事業者支援に対していずれも事務の簡略化、迅速な支給、丁寧な対応等を求めておきます。
今回の感染拡大は十代の比率が二三％を占め学校でのクラスター発生が顕著であり、子供たちや御家族、関係者の皆様の心中を推しはかると心が痛みます。会派で子供たちの学習の機会が確保されることも求めてまいりました。学びを広げるＩＣＴ活用事業費によりオンライン学習の実施が確実に進むことが期待されます。またスクール・サポート・スタッフ配置が拡充されることにより子供たちの感染防止対策に忙殺される教員の負担が軽減されると思われます。
今回、短期間での爆発的な感染状況を鑑み即座に臨時議会を招集し補正予算案を提出された知事の判断を評価いたします。
私ども公明党は、党創立者より大衆と共にとの立党精神が示され本年六十年を迎えます。常に大衆の要望、いわゆる衆望に寄り添い呼応してまいりました。長期化するパンデミックは県民の暮らしのそこかしこに影を落としています。一方で困難に出会うごとに人と人の絆の重要性をかみしめ必ず乗り越えていこうとの連帯が生じております。今こそ県民の命と暮らしを守るため総力を挙げて取り組まなければなりません。
今回の補正予算が可決し速やかに実施されることで第六波を乗り越え、ポストコロナ時代を明るく迎えられることを強く願い賛成の討論といたします。議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。（拍手）
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