• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年12月静岡県議会定例会

盛月 寿美 議員(公明党静岡県議団)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:12/07/2017番目)
答 弁 者健康福祉部長


○健康福祉部長(山口重則君) 健康長寿日本一に向けた取り組みについてお答えいたします。
 県では、生活習慣病対策としてみずからの健康づくりへの関心を高めることや子供世代と働き盛り世代の健康づくりに重点的に取り組み、地域全体で着実に健康寿命を延伸していくことを目指しております。今年度からは子供のころからの疾病予防や健康づくりに取り組む職場環境が大切であるという健康経営の視点を取り入れたしずおかまるごと健康経営プロジェクトを実施し、地域において子供世代と働き盛り世代を主な対象とした生活習慣病を予防する健康づくり施策を推進しております。
 この中で、子供世代に向けましては食生活や運動などの生活習慣の大切さに加え生活習慣病の知識や予防方法などを教える出前授業を協力校四校で行っております。子供のころから望ましい食生活や生活習慣を身につけ実践することや家族全員が正しい生活習慣に取り組むことは、生涯にわたって健康な生活を送るための貴重な体験となります。来年度以降も県教育委員会と連携を図り、多くの学校において取り組むようにしてまいります。
 働き盛り世代へは、各事業所における健診受診率向上の取り組みや健康に配慮した社員食堂の献立の提供支援などを行うことで社員が自然にみずからの健康管理を行い生活習慣病の予防に役立てております。今後は職場での健康づくりを進めている企業を集めたネットワーク会議を各地域において開催するなど、健康で生き生きと働くことのできる職場環境づくりを拡大し県内の全ての事業所が健康経営を実践できるようにしてまいります。
 県といたしましては、今後も県民総ぐるみで生活習慣病対策に取り組む環境を整備し、静岡で暮らす、働く、育つと元気になれるを掲げ家庭、事業所、地域でまるごとの健康経営を推進し健康寿命のさらなる延伸と健康長寿日本一を目指してまいります。
 次に、がん対策についてであります。
 県では、静岡県がん対策推進条例に基づきがん患者及びその家族を含めた全ての県民が生涯にわたって健やかに安心して暮らせる社会の実現を目指し、がんの予防やがんに罹患した方々のさまざまな状況に応じた総合的ながん対策に取り組んでおります。現在策定を進めている第三次静岡県がん対策推進計画におきましてはがんの予防と早期発見、患者一人一人に合わせたがん医療の実現、がん患者とその家族の安心できる暮らしの支援、次世代へのがん対策、この四つを重点取り組みと定めて計画を策定し県のがん対策を進めていくこととしております。
 この計画の推進に当たりましては、市町と協働してがん検診の受診啓発を行いがんの予防と早期発見を促進することとしております。また静岡がんセンターや医療機関が行う先進的な医療やそれを支える支持療法などを推進し県内医療機関の質の向上に努め、多様ながん医療に対応でき県内どこでも患者の状況に応じた専門的な治療を受けられる環境を整備してまいります。
 患者やその家族への支援といたしましては、民間企業や県内二十二カ所のがん診療連携拠点病院等に設置いたしましたがん相談支援センターと協力して治療を受けながら就労などの日常生活を継続できる支援体制を充実してまいります。また患者団体や教育機関などと連携して普及啓発やがん教育を行い、県民の方々へがんについての治療や予防等への理解を促進し患者やその家族を支援する担い手も育成するなど、次世代へのがん対策も進めてまいります。
 県といたしましては、今後も静岡がんセンターや市町を初めさまざまな関係機関との連携や協力を強化し第三次がん対策推進計画の着実な執行に努め、がん患者及びその家族を含めた全ての県民が安心してがんの克服を目指す体制を構築しがんにかかっても安心して暮らすことのできる県づくりを進めてまいります。
 次に、低出生体重児のための母子手帳の発行、普及についてであります。
 市町が交付している母子健康手帳は、妊娠期から子育て期まで長期にわたって健診や成長の記録として活用されております。母親と子供の健康の保持と健やかな成長を見守るために大変役立っているところでございます。
 一方、早産などによる低出生体重児の場合などは発達や発育の個人差や親の育児不安への配慮が必要であるため現行の手帳では活用しにくいと言われております。一人一人の子供に合った成長を家族や支援者がともに見守ることが大切であることから、県では今年度当事者や医療機関等と協働して作成する低出生体重児向けの母子手帳の検討を行い作成し、該当する方々に配布することといたしました。低出生体重児向け母子手帳の普及に当たりましては、市町や総合周産期母子医療センターなどの医療機関とも連携し手帳を必要とする母子に確実に配布し入院時や健診時での活用を促すなど、適切なサービスが行き届くようにすることとしております。
 今後も、母子と行政や医療機関との結びつきを強めることにより全ての子供や母親、そして家族が大切にされ安心して子供を産み育てられる「生んでよし 育ててよし」のふじのくにづくりに取り組んでまいります。
 次に、ヘルプマーク、ヘルプカードの普及についてであります。
 本県では、周囲の方々がみずから進んで援助や気配りを行い障害のある方の不便さを取り除く合理的な配慮の提供の徹底を図り、全ての県民が障害の有無によって分け隔てられることなく相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を目指しております。そのため今年度より、援助が必要な方への思いやりの行動を促すヘルプマークを必要とする方々全てに配布することとしております。
 ヘルプマークにつきましては十分に知られていないことから、障害を理由とする差別解消推進県民会議の参画団体等の協力を得てポスターやステッカー等による周知や街頭キャンペーンなどを行いヘルプマークの導入を県民の皆様へ積極的に情報発信し、ヘルプマークの認知度を高め広く普及してまいります。また支援に必要な個人情報を記載いたしましたヘルプカードにつきましては障害の種別により必要となる情報が異なることから、当事者の皆様の御意見を十分に伺いながら県としての標準様式を示すなど、障害のある方が利用しやすいカードの作成の支援と普及に取り組むこととしております。
 県といたしましては、県民会議参画団体を初め市町や県民の皆様が一丸となってヘルプマークとヘルプカードの認知度の向上に努め、県民誰もが障害のある方に進んで声をかけ求められている支援を行うことにより障害のある方もない方も地域で支え合うことのできる共生社会の実現を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp