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本会議会議録
議会補足文書
令和４年６月静岡県議会定例会
| 良知 駿一（ふじのくに県民クラブ） 【 討論 】 発言日： 07/01/2022 会派名： |
○議長（藪田宏行君） 次に、三番 良知駿一君。
（三番 良知駿一君登壇 拍手）
○三番（良知駿一君） 討論に先立ち、一言申し上げます。
熱海市の土石流災害の発生から間もなく一年となります。災害で御家族を亡くされた皆様や被害を被った皆様には改めてお見舞いを申し上げますとともに、行方不明の方が一日も早く見つかりますようお祈りいたします。そしてこのような災害を二度と起こさないよう原因究明や再発防止策の立案など県としての様々な努力を強く要望します。我が会派としてもプロジェクトチームを設置して問題解決に取り組み、議会も一丸となって取り組んでゆかねばならないという決意を新たにしております。
それでは、討論に入ります。
私は、ふじのくに県民クラブを代表して今定例会に知事から提出されました全ての議案に賛成し、また請願第一号仮称函南太陽光発電事業計画の林地開発行為の許可について県議会での検証を求める請願を採択することに賛成する立場から主な議案についてその理由と若干の意見を述べて賛成討論をいたします。
最初に、第八十六号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」についてのうち、まず原油価格・物価高騰等総合緊急対策についてであります。
コロナ禍による経済への影響が残る中、ロシアによるウクライナ侵略や急激な円安の進行などにより原油価格や物価が高騰し本県経済や県民生活にも大きな影響が出ており、我が会派でも五月二十四日に知事に対し要望を行ったところであります。
今回の補正予算案では燃料や飼料価格高騰の影響をじかに受ける製茶や施設園芸、漁業、畜産業への助成のほか中小企業について将来的な経営体質の強化を目的とした脱炭素化、デジタル化への支援、飲食店等のサービス分野、観光分野、県立学校の給食費等に関する高騰対策等々影響がある分野について幅広く対象としながらも一過性の支援にとどまることない未来志向の対策も見受けられ我が会派の要望に添うものであることから評価いたします。
次に、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症の新規感染者数はこのところ再び増加傾向にあり第七波への警戒感が高まっています。今回の補正予算案では自宅療養者を対象に健康観察体制の強化、食料品などの生活必需品の提供及び自宅療養を支える医療提供体制への財政的な支援などが盛り込まれております。これらの支援対策の強化は自宅療養をする方が安心して療養できる環境を整えるものであり、新型コロナウイルス感染症について発症時の医療対応等を万全にするとした我が会派の要望に添った内容であるため賛成いたします。
次に、第八十八号議案「静岡県地方警察職員定数条例の一部を改正する条例」についてであります。
本改正案は、急増する児童虐待事案に対応するため県費による警察職員定数の増員を行うものであり、これにより警察と児童相談所との連携が緊密になり事案に対しより一層迅速かつ適切な対応が図られることから県当局の英断を高く評価し賛同いたします。
最後に、第百六号議案「静岡県副知事の選任について」であります。
今回御提案のありました森貴志氏は、静岡県職員として長年本県行政に携わり県政全般に通じる豊富な知識と経験、海外駐在経験を生かした国際感覚のある大局観をお持ちで温厚な人柄や高い調整能力を生かし県政を牽引してこられました。県職員退職後は静岡県医師会事務局長として地域包括ケア推進室の設置や新型コロナウイルス感染症対策にも尽力され高い評価を得ているところであります。よって副知事として適任であることから賛成いたします。本県のさらなる発展のためその力を遺憾なく発揮されることを期待申し上げます。
その他の議案につきましても、条例改正など県政を進める上で必要なものであると認められ全ての議案について賛成いたします。
また、請願第一号については会派として検討の結果重大な問題であり議会としての検証が必要であるという結論に至ったため採択することに賛成するものであります。
以上、満場の議員の皆様の賛同を頂きますようお願いいたしまして私の討論とさせていただきます。（拍手）
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